- 2014/09/10 掲載
国内ソーシャルマーケティング関連ソフトウェア市場予測、12.9%で成長 588億円市場へ
また、同市場を「フロントエンドアプリケーションソフトウェア」「バックエンドアプリケーションソフトウェア」「バックエンドミドルウェア」「インフラストラクチャソフトウェア」および「分析ソフトウェア」の5市場に再分類して分析を行った。
また、IDCでは2014年6月に、企業のマーケティング関連業務従事者を対象とした「マーケティングITに関する企業ユーザー調査」を実施し、国内企業583社から有効回答を得た。
この結果、企業のマーケティングIT予算額/予算支出元/要求機能などの主要なマーケティングIT市場要素は、ユーザー企業の従業員規模と強く相関していること、マーケティングITとERM(Enterprise Relationship Management)/SCM(Supply Chain Management)/コンテンツアプリケーションなどの企業バックエンドシステムとの連携が取られている企業は少数であることが判明したという。
上記の企業ユーザー調査結果、およびIDCの保有する国内ソフトウェア市場に関するリソースを基に、IDCでは2013年の国内ソーシャルマーケティング関連ソフトウェア市場規模は、320億7,800万円であったと推定した。
2014年以降の同市場は、EC(Electronic Commerce)の刷新、デジタルマーケティング需要の増加、企業バックエンドシステム連携の増加などが見込まれることによって、2013年~2018年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は12.9%で成長し、2018年には588億4,500万円になると予測した。
「ベンダーおよびシステムインテグレーターは、企業規模/必要なテクノロジーを見極めた製品/サービスの整備、アプローチ先/訴求ポイントの正確な見極め、および顧客バリューチェーン強化策としてのソーシャルマーケティング訴求を行うべきである」とIDC Japan ソフトウェア&セキュリティ グループマネージャーの眞鍋 敬は指摘している。
今回の発表はIDCが発行したレポート「2014年国内ソーシャルマーケティング関連ソフトウェア市場展望:第 3のプラットフォームが革新するマーケティング/アナリティクス」(J14551001)にその詳細が報告されている。
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