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- 2016/10/06 掲載
ハウステンボス 澤田社長が「ハピロボカンパニー」設立で見せるロボットへの本気度
ロボットはビジネスをどう変える?(2)
世界一生産性が高いホテルをつくるために
澤田氏:そうです。LCCについては、少し早く参入しために苦労しましたが(笑)、10年ほど経って、ようやくLCCの時代が来ました。私が4年前に考えたことは「飛行機の料金は安くなったけれど、ホテルはまだ高いじゃないか」ということです。しかし、いずれはLCHの時代もやって来ると考えました。
もちろんLCHを実現するためには、生産性を向上しなくてはなりません。世界一生産性が高いホテルをつくるには一体どうすればよいのか? と考え、行き着いたのが「自動化」と「ロボット化」でした。1年間ほど構想を練って、3年前からロボットホテルの建設を始め、ようやく去年7月に「変なホテル」が完成したのです。
──最初からホテルにロボットを導入しようと考えていたのですか?
当時、巷を見渡すると、日本には産業用ロボットは多くあるのに、サービスロボットがほとんどありませんでした。「そこで荷物を預かるクロークをロボット化できないか?」と、安川電機さんに相談しました。産業用ロボットならば、アームで荷物を出し入れする自動ロッカーができると考えたのです。7月にオープンしたロボットレストランも産業用ロボットを導入し、お好み焼を焼いたり、バーテンダーロボットがカクテルをつくっています。
【次ページ】 ロボットは「どう運用するか」が最大のポイント
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