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- 2016/03/23 掲載
セキュリティ比較!格安のSIMフリー・MVNOスマホとキャリアスマホの違いは?
スマホのセキュリティ、ポイントを整理する
スマホのビジネス利用を考えた場合、価格・コストを考えると「格安スマホ」やMVNO・SIMフリーのスマホは魅力的だ。その一方で、キャリアスマホと比較して「なぜ安いのか?」を心配する人も多いのではないだろうか。例えば、キャリアスマホとMVNO・SIMフリースマホで、セキュリティ対策にどのような違いがあるのか。格安スマホは、キャリアのスマホに比べると安全性やサポートの面で本当に劣るのだろうか。この問題を考えるにあたって、両者を比較するまえに、スマホのセキュリティの考え方について、おさらいを兼ねて2点ほど論点を挙げておきたい。なお、OSはiOSとAndroidを前提として話を進める。
ひとつめは、スマホではOSごとのウイルスより不正アプリの対策から入るという点である。スマホの場合、アプリや添付ファイルに潜んで、PCに侵入するようなウイルスソフトはいまのところあまりメジャーではない。代わりにアプリそのものが情報窃取や破壊活動を行う不正アプリ、偽アプリの検出・対策が重要となる。
もうひとつは、ブラウザやアプリを経由した不正な通信の制御だ。PCと違って、汚染サイトや攻撃サイトにアクセスしただけでマルウェアに感染し、情報を抜き取られてしまうといった心配は少ないが、フィッシングサイトでの個人情報などを入力してしまう。不正アプリをダウンロードしてしまうといった被害を防ぐ必要がある。
不格安のSIMフリー・MVNOスマホとキャリアスマホ、不正アプリ対策と通信制御から見た違い
ちなみにiOSはAndroidより安全と言われているのは、アップルが審査をしたアプリしかインストールできないアプリのエコシステムになっているからだ(ただし、Jailbreakした場合を除く)。
しかし、AndroidでもiOSでも、不正なアプリをインストールして実行してしまったら、セキュリティ対策ソフトで情報漏えいなど防ぐことは難しい。iOSでも、稀にアップルの審査をすり抜けたマルウェアが登録されることがあり、明らかなマルウェアでなくとも、不必要、あるいは意図が明確でない個人情報収集やアプリのパーミッションを要求するグレーなアプリも存在する。
次に、フィッシングサイトへのアクセスや、個人情報の不正サーバーへの送信を防ぐ機能を見てみよう。通信キャリアのネットワークには、有害サイト、フィッシングサイトへの接続を規制するフィルタリング機能が実装されていることが多い。また、プリインストールのセキュリティ対策ソフトに、個人情報の外部送信に警告を出すような設定ができるものも存在する。格安スマホの場合、キャリアの提供するフィルタリングやプリインストールソフトを使えるかどうかは、MVNOの用意するプラン次第だ。
【次ページ】キャリアスマホにあるセキュリティの落とし穴
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