IBM、アットホームの不動産業務総合支援サイト「ATBB」のシステム基盤を刷新

　不動産会社向けの不動産業務総合支援サイト「ATBB」は、70万件以上の物件データを5万社を超える不動産会社に提供するサイト。不動産会社は「ATBB」を利用して、来店した顧客の希望条件に合致する物件情報を検索して提案する。


　アットホームは今回、「ATBB」会員数およびデータベースに登録される物件数などの構造化データ、写真などの非構造化データの増加を背景にシステム刷新を検討。X6サーバーの特長である「eXFlash メモリー・チャネル・ストレージ」によって物件情報の検索を高速化し、接客時のサービス向上を目指す。

　データベースは、従来のリレーショナル・データベースからNoSQLデータベースのMongo DBに変更する。データベースを止めずに物件の情報項目を更新することで、システム利用者の要望への対応やシステム改修や新機能追加比較的スムーズに実行できる環境を構築する。

　新しいシステム基盤はフラッシュ・ストレージ「eXFlash DIMM」を最大容量の16枚搭載する「IBM System x3850 X6」を3台導入し、プライベート・クラウド環境を構築する。これにより、システムの利用が集中する時間帯でも平均2～3秒の検索速度でサービスを提供できるようになるという。稼動開始時期は2015年春ごろ予定。