- 2013/11/26 掲載
東電や双日、シュナイダーエレクトリックら、日本初の産業用デマンドレスポンス事業
今回行われる産業用デマンドレスポンス(以下、iDR)の実証実験は日本で初の試み。従来、実証実験が行われてきたビル・家庭向けのデマンドレスポンスと比較するとiDRは下記のような特徴を持つ。
iDRでは、産業系電力需要家の大きな電力需要抑制の可能性をアグリゲートして(束ねて)電力会社に提供することによって、夏や冬のピーク電力需要対応、発電所の計画外停止の際の予備力、再生可能エネルギーにより生じる供給力の乱高下に対する調整力などの、電力会社の電力需給バランス管理を行う。また、産業系電力需要家に対しては、抑制した電力(ネガワット)に応じて報奨金を提供することにより、電力コストの削減を図る。
構築するデマンドレスポンスの規模は、20万人以上の家庭における総消費電力に相当する5万kWの予定。本事業の結果を踏まえ、産業向けのデマンドレスポンスに必要な電力システム改革における制度変更や実施要領の提言を行うという。
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