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パナソニックと米テスラモーターズは31日、パナソニックがテスラにEV用リチウムイオン電池の供給を拡大する契約を締結したと発表した。パナソニックは今後の4年間(2014年~2017年)で約20億セルのリチウムイオン電池を供給するという。テスラがパナソニックから購入する電池は、モデルSと同様に2014年末までに量産予定の多目的車のモデルXにも搭載される。
パナソニックとテスラは、EV用の次世代電池を開発、EV市場の拡大を加速するなど、これまで複数年にわたる協力関係を築いていた。パナソニックの円筒形のリチウムイオン電池を複数組み込んだテスラのEV用電池の専門技術の高さをテスラのロードスターとモデルSでの2億km以上の走行実績が実証されているという。
さらに今回、パナソニックとテスラは、高いエネルギー密度と性能を実現する次世代の電池を開発したという。パナソニックの円筒形リチウムイオン電池は、特にEVの品質や寿命を最適化するように開発され、テスラは、これらの電池をパックして、テスラのモデルSで推定航続距離、約500kmを実現した。
テスラの共同創業者で最高経営責任者のイーロン・マスク氏は、「テスラにとって今回の契約締結で引き続きEVの生産ペースを高められることは重要な意味を持ちます。今後もパナソニックとの関係を強化できることを期待しているとともに、両社の協力関係を続けることが今後のテスラの成功に不可欠と確信しています。」とコメントしている。
パナソニックの社内カンパニー、オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社社長の山田喜彦氏は、「テスラと戦略的なパートナー関係が持て大変光栄です。パナソニックは、生産体制を増強してテスラのEVの生産拡大に十分なリチウムイオン電池を供給してまいります。」との声明を発表している。
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