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三井住友カードとデジタルガレージは10日、ポイントと連動した実店舗への送客サービス(O2Oサービス)を今秋から開始すると発表した。三井住友カード会員向けショッピングサイト「ポイントUPモール」内で紹介する実店舗への訪問を予告したのち、一定期間内にその店舗でクレジットカードを利用すると、獲得できるワールドプレゼントのポイントが増える。
今回展開するサービスでは、利用者が「ポイントUPモール」内の実店舗一覧から、自分が近々訪れたい店舗を選び、その店への訪問を予告する。エントリーボタンをクリックしてから一定期間内に実際にその店舗で三井住友カードを利用して商品を購入すると、来店予告をした際に確認した倍率でワールドプレゼントのポイントが付与される。通常、1,000円ごとに1ポイントつくポイントが2倍から20倍に増える。
三井住友カードによれば、現在、さまざまなO2Oサービスが試みられているが、「新たなインフラを整備する必要がある」「クーポン回収などに伴い店頭オペレーションが煩雑になる」といった店舗側の課題や、「来店時に専用アプリを起動する必要がある」「クーポン入手が煩わしい」「クーポンの利用を申告することが恥ずかしい」といったユーザー側の課題があるという。
今回提供するサービスでは、ポイントUPモール内の専用ページにエントリーボタンを配置するだけで済むため、店舗側でインフラ投資や新たなオペレーションが不要。また「来店」からさらに踏み込んだ、「購買」という消費行動における最終行為を確認することで、販促キャンペーンの実績把握が可能になるという利点もある。ユーザー側では、事前にエントリーボタンをクリックの上カードを利用するだけで、表示倍率のポイントを獲得できるという手軽さがあるという。
なお、デジタルガレージは今回の取り組みにおいて、O2Oサービスに関連したコンテンツを含むポイントUPモールの運営・管理といった業務を担う。
両社は今後も協力し、対象店舗やコンテンツの拡充を図るとともに、将来は本サービスのアプリ化、顧客の位置情報・属性・利用実績(ネット+リアル)などに応じた最適なコンテンツのリコメンデーションなどの実現を目指すという。
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