- 2010/12/15 掲載
【ラリー遠田氏インタビュー】コンテンツとしての「M-1グランプリ」、そしてお笑いの可能性(2/2)
『M-1戦国史』著者 ラリー遠田氏インタビュー
お笑いブームとこれから
――「M-1」が始まってからの10年の間に「お笑いブーム」ということもしきりに言われたかと思います。お笑い評論家としてはそのような潮流をどのようにご覧になっていましたか?ラリー氏■この10年間は、間違いなくお笑いブームの時代だったと言えると思います。『爆笑オンエアバトル』『エンタの神様』『爆笑レッドカーペット』などの番組がヒットして、お笑いネタや芸人に対する世間の注目度はどんどん高まり、テレビに占めるお笑い芸人の割合は増えていきました。ただ、一方で、これらのブームはテレビの枠内にとどまっていて、お笑い文化そのものがどこまで世間に根付いたのかは分かりません。熱狂的なブームが一段落した感もある今こそ、お笑い業界が次に何を繰り出すのかが試されていると言えるでしょう。
――また、本書でも触れられていますが、ソフトバンクモバイルによる「S-1バトル」(以下、「S-1」)のようなイベントが登場しています。このあたりはコンテンツとしてのお笑いが注目されていると捉えていいのでしょうか?

――「M-1」以外で最近、ラリーさんがお笑いに関わるテーマで関心を持っていらっしゃるところはありますか?
ラリー氏■ここ2、3年くらい、とんねるずのことはずっと気になっています。あれほど人気と影響力のある人たちなのに、とんねるずを真正面から取り上げた文章を書く人があんまりいないのが不思議で仕方ないんですよ。だからそろそろ自分で書いた方がいいのかな、と。あとは、漠然とした話ですが、広い意味でお笑い文化の発展に貢献できる仕事をしたいですね。例えば、お笑い雑誌、お笑いポータルサイト、お笑いライブなどの「場」を作ることで、そういうことができると面白いんじゃないかなと思いますね。
1979年生まれ。東京大学文学部卒業。お笑い評論家。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。お笑いについて取材、執筆などを行っている。著書に『THE 芸人学 スゴい!お笑い 戦国時代をサバイバルする30人の成功法則』(東京書籍)、『この芸人を見よ!』(サイゾー)、『松本人志はなぜ人に媚びず自信満々に成功し続けるのか』(遠田誠著、あっぷる出版社)、『M-1戦国史』(メディアファクトリー新書)がある。
ブログ:おわライター疾走
PR
PR
PR