藤末 健三、後藤 洋平
早稲田大学客員教授
中国清華大学顧問
民主党参議院議員
後藤洋平
1982年大阪市生まれ。東京大学工学部システム創成学科卒。在学中は堺屋太一ゼミナールにて「どうして売れる ルイヴィトン」執筆や東大ブランドショップ立ち上げに参加など活動多数。現在、株式会社フューチャー・デザイン・ラボにて数々の新規事業立ち上げに参画している。
私は現在政治家(参議院議員)をさせてもらっているが、「孫子の兵法」を本がぼろぼろになるまで読み返している。読むたびに色々なアイディアがひらめく。選挙は政治家にとっては戦争である。勝てば政治家として国会で自分の思いを実現できるが、負ければ何も残らないどころか社会的にマイナスを背負う(大きな借金を背負うこともある)。大野伴睦という議員は「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人だ」と言ったというが、私は、今の政治家という信頼されない職業に就いた人間はマイナスの評価を背負うことになると考える。当然、戦争であるから「どうしたらいいか?」をとことん考える。そんな時に色々な発想を与えてくれるのが孫子の兵法だ!