表1:Windows Server LTSCとSACのサポートポリシーとサポート期限(2019年7月時点)
LTSCの最新バージョンは2018年11月にリリース(再リリース)された「Windows Server 2019」、SACの最新バージョンは2019年5月にリリースされた「Windows Server, version 1903」です(画面1、画面2)。なお、既にサポートは終了してしまいましたが、Windows Server 2016バージョンのNano Server(後述)はSAC扱いであるため、表の更新にあたりWindows Server 2016とは別の行に分けました。
画面1:LTSCの最新バージョン、Windows Server 2019(デスクトップエクスペリエンス)のデスクトップ
画面2:SACの最新バージョン、Windows Server, version 1903のローカルコンソール
見た目も中身も同じLTSC 2019 Server CoreとSAC 1809の識別
Windows Server 2012以降、サーバのインストールオプションにはGUIを含むフルインストール(2012/2012 R2の「GUI使用サーバ」、2016/2019の「デスクトップエクスペリエンス」)と、GUIを含まないServer Coreインストールの2つがあることは、多くの方がご存じかと思います。
LTSCのWindows Server 2019とSACのWindows Server, version 1809は、どちらもWindows 10 October 2019 Update(バージョン1809)と同じビルド10.0.17763で作成されています。Windows Server 2019のServer CoreとWindows Server, version 1809は、製品としてはまったく別のものですが、同じバージョン番号、同じOSビルド番号であり、サポートされているサーバの役割と機能にも大きな違いはありません。
Windows Serverのサービスチャネルやバージョンを識別するには、WMIC OS GETコマンドやGet-ComputerInfoコマンドレットを使用して製品情報(OS名、バージョン、OSビルド、SKU番号など)を参照して区別する以外にありません(画面3)。
画面3:LTSCなのかSACなのかは、WMIC OS GETコマンドやGet-ComputerInfoコマンドレットを利用して製品情報(OS名、バージョン、OSビルド、SKU番号など)を参照することで確認できる
・Windows Server 2016 Standard(SKU番号7)
・Windows Server 2016 Datacenter(SKU番号8)
・Windows Server 2019 Standard(SKU番号7)
・Windows Server 2019 Datacenter(SKU番号8)