• 会員限定
  • 2016/03/02 掲載

フィードバックは「あなたvsわたし」ではなく、「私たちvs問題」という形にする

強いチームのつくり方(後編)

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
業務で行われるソフトウェア開発プロジェクトのほとんどすべては、何らかのチームによって行われています。そしてそのプロジェクトが成功するか失敗するかを左右する大きな要因が、技術力よりも人間系にあることはよく指摘されることです。では、その人間系に注目して強いチームを作るにはどうすればよいのか、そのヒントを多数紹介したセッション「強いチームのつくり方」が、2月19日に行われたイベントDeveloper Summit 2016(通称デブサミ)で行われました。この記事では、そのセッションの内容を前編、中編、後編の3本の記事で紹介します。いまお読みの記事は後編です。
前編、中編はこちら

メンバーの採用

 メンバーを採用するときには、一緒に働くことになる人が採用の判断をするほうがいいです。ただ、本質的にはたった数回のインタビューではお互いのことはわからないので、外資系では5回とか10回インタビューすることもあります。

 採用する人に対する期待値、仕事の内容を明確にしたほうがいいですね。

 文化の適合性も大事です。チームが壊れない人を採用しないといけないので、カラーに合う、文化に合う人を採用する。

 人が足りないときにすぐ採用したくなりますが、我慢してチームの平均以上の人を採用し続けると、ゆるやかにチームの能力が上がっていく、ということもあります。

photo

 そして良い人を落とすよりも悪い人を入れてしまう方がチームのダメージが大きいので、よい人を落としたらあきらめると。

 退職について。

 自分のチームから誰かが辞めるときには、理由をできるだけ生々しく聞いた方がいい。それが改善できることなら、同じ理由で辞める人を次からは防げます。

 ちなみに、「アメリカ海軍に学ぶ『最強チーム』の作り方」によると、自分たちがやりたいやり方でやらせてもらえない、尊重されていないと感じるのが、辞めてしまう理由の多くで、給与は5番目なんですね。

photo

組織の構造はアーキテクチャに影響を与える

 なんでテクノロジーのイベントで組織の話をしているのかというと、組織構造はアーキテクチャに影響を与えるからです。

photo

 昨今はマイクロサービスが注目されていますが、マイクロサービスを実現するには組織構造がマイクロサービスに適合していないとできないんです。

 自分のチームで開発してデプロイして運用して、というのができないと、分業が増えてオーバーヘッドが増えるだけです。

 新しい技術や考え方を使うときには、自分のチームに合うかどうかを考えないといけないですと。

【次ページ】 チームのコミュニケーションの話
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます