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- 2016/02/29 掲載
プロジェクトの多くは技術ではなく人間系で失敗している
強いチームのつくり方(前編)
プロジェクトの多くは技術ではなく人間系で失敗している
吉羽 龍太郎氏(Ryuzee.com)。
吉羽と申します。いままで野村総合研究所とか、Amazon Web Servicesで働いておりまして、今年からフリーランスになりました。過去、僕が働いてきた環境でマネジメントや採用などをしてきて、そこで得てきた知見などをシェアしたいと思います。
これは「ピープルウェア」というトム・デマルコの本からの引用ですが、「実際のところソフトウェア開発上の問題の多くは、技術的というより社会学的なものである」と書いてあるんですね。

開発プロジェクトは技術じゃないところで失敗しているところの方が多い、ということなんです。
技術の問題は、勉強したり詳しい人を連れてくればクリアできるのですが、人間系の問題がクリアできていないと結局最後まで開発プロジェクトがうまくいかないことが多い、というのが僕の経験ですね。
ですので、エンジニアは技術だけじゃなくて人間系、社会学系のところも注目しなければいけない、というのが今日の問題提起です。
チームの課題とカイゼン
1つ目のテーマは「チームの課題と改善」です。まず、よくあるチームの課題を見ていきたいと思います。

例えば「仕事が多すぎて新しい技術やプロセスを試す時間がない」。会場の皆さん、どうですか? けっこう手があがりましたね。
「必要なスキルを持った人が足りない」。どうですかね? がんがん手があがりますね。
「状況を改善しようにもアイデアが出てこない」。これは少なめですね。
「すぐに人が入れ替わるので、仕事のやり方に慣れない」。これはけっこう手があがりましたね。
「メンバーのやる気がない」。これもあがりましたね。
じゃあ、いまのチームに課題がある、と思う方、手をあげてください。だいたい80%、90%くらい手が上がりましたね。
ないと答えた人、そんなはずないですよね。
課題があると答えた人、カイゼンはしてますか? 課題を認識してもカイゼンしていないのは見て見ぬふりです。できるところからカイゼンしてください。
技術だけでなく、組織についてもカイゼンしていかなければならないと僕は考えています。
【次ページ】 カイゼンの進め方
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