- 2015/06/03 掲載
ソフトバンク、韓国最大のECサイト「クーパン(coupang)」に10億ドル出資
また、同社は今後、シリコンバレー、シアトル、上海、ソウルにある事業拠点の研究開発機能を拡大していく予定。
クーパンのモバイルアプリケーションは2,500万以上のダウンロード数の実績があり、韓国内で最大規模のアクティブユーザーを誇るという。現在、全売上高の75%とアクセス総数の85%がモバイルユーザーの利用分で占められており、モバイルコマース事業者としても先進的な会社になるという。
ソフトバンク 代表取締役社長の孫正義氏は、「ソフトバンクは、クーパンがEコマースの革新をさらに進めていけるようにサポートできることを心からうれしく思います」 とコメント。
クーパンの創業者でCEOのボム・キム氏は、「ソフトバンクが長期的なパートナーとなり、同社の持つグローバルな知見と幅広い事業ネットワークが当社のさらなる成長を促進してくれるだろうとうれしく思います。世界的規模でIT業界への投資を行う同社からの出資は、当社にとっても重要な節目となります。財務体質の強化や事業展開への柔軟性を確保してくれるものであり、お客さまへ直接お届けするオンラインショッピングとはどうあるべきかについて再定義できる良い機会になると思います」とコメントしている。
さらに、ソフトバンクのバイスチェアマンのニケシュ・アローラ氏は、「クーパンは、世界のインターネット企業の中でも非常に成長が著しく、かつ革新的な企業のうちの一つです。同社は、先端テクノロジーを活用して世界中で展開するEコマース事業における同日配送、モバイルコマース、カスタマーサービスはどうあるべきかという観点において、新しい業界基準を確立することになるでしょう。ボム・キム氏とその優秀なチームの皆さんと連携できること、また、これからの同社のさらなる成長を楽しみにしています」と語っている。
クーパンが自社で所有する配送インフラにより提供される配送サービスにより、急速に事業成長を続けている。競合他社にはない品ぞろえと、韓国でも最大級の受注・入金オペレーションシステム、また利用者の自宅まで直接商品を届けるクーパン・マンと呼ばれる宅配チームにより、直近の6カ月間で個別配送売上が3倍以上に達する業績を上げたという。
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