• 2025/04/12 掲載

米Wファーゴ、第1四半期はコスト削減奏功 関税受け成長鈍化を警告

ロイター

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Arasu Kannagi Basil Saeed Azhar

[11日 ロイター] - 米大手銀行ウェルズ・ファーゴが11日発表した2025年第1・四半期決算は、コスト削減と貸倒引当金の減少により利益が市場予想を上回った。ただ、チャーリー・シャーフ最高経営責任者(CEO)は米国の関税が経済成長を鈍化させるリスクがあると警告した。

調整後ベースの1株当たり利益は1.33ドルで、LSEGがまとめた予想の1.24ドルを上回った。

一方、貸し出しの利息収入と預金者に支払う利息の差である純金利収入(NII)は前年同期比6%減の115億ドルと、予想の118億4000万ドルを下回った。経営陣は以前、25年前半の金利収入は比較的安定し、後半にはより多くの成長が見込まれると述べていた。

シティグループのアナリストによると、純金利収入の低下は予想を下回る貸出成長と商業ローンの利回りによるものだという。

それでもウェルズ・ファーゴは25年の年間NIIが1%─3%増加するという従来の予測を再確認した。

パイパー・サンドラーのアナリストは、年初の純金利収入が振るわないことは予測に到達するためにより大きな課題があることを意味し、達成への道筋には詳細な説明が必要だと指摘した。

費用は3%減の138億9000万ドルとなり、140億6000万ドルの予想を下回った。同行は幅広いコスト削減の一環として人員削減を続ける一方、効率性向上のための技術投資も行っている。

投資銀行手数料は債券資本市場での活動増加により、前年同期比24%増の7億7500万ドルとなった。

トランプ大統領の二転三転する関税発表を受けて、米国経済を不況に陥れかねないインフレに対する懸念が高まり、楽観的な見方が崩れている。

シャーフCEOは「米国にとって公正な貿易を阻む障壁を検討するという政権の姿勢を支持するが、こうした重大な行動には確かにリスクが伴う。変動性と不確実性が続くと予想しており、25年には経済環境が減速すると覚悟しているが、実際の結果は政策変更の結果とタイミングに依存するだろう」とした。

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