- 2015/03/03 掲載
東北3県・沿岸部被害甚大地域5000社、事業継続企業の約6割が震災前の売上回復
他方、「休廃業」している企業が1382社(同27.6%)を数え、前回調査時(1327社)から55社増加するなど、4社に1社が実質的な活動停止に追い込まれたままとなっている。過去の調査結果を見ると、2011年6月から2012年2月にかけて事業を継続している企業が20ポイント増加したが、震災発生から約1年が経過して以降、この3年は「事業継続」企業が7割強で推移していることがわかったという。
震災前の2009年度と比べて2013年度の売上高が「増収」となった企業は約半数(同51.6%)を占めた。「横ばい」(同5.5%)と合わせて、全体の約6割の企業が震災前の売上水準を回復。
業種別に見ると、震災前の売上水準を上回った増収企業は「建設業」(同71.6%)が突出。損益状況も、「建設業」の黒字企業比率が84.0%と、震災前の2009年度(同62.1%)から21.9ポイント増加するなど、利益を確保した企業が大きく増えていると発表されている。
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