- 2015/02/10 掲載
キヤノン、スウェーデンのネットワークビデオ大手アクシス社連結子会社化へ
キヤノンは2011年より推進する5か年計画(フェーズIV)において重要戦略の一つとして「グローバル多角化による新たな事業の獲得」を掲げている。映像監視システムの市場は近年急成長を続けていることから、キヤノンはネットワーク監視カメラ事業を有望な新規事業の一つと捉え、今後のキヤノングループにおける成長の原動力として位置付け、今回、ネットワークビデオソリューション業界のグローバルリーダーであるアクシス社をキヤノングループへ迎え入れることとしたと発表している。
今回のアクシス社の連結子会社化により、技術面での補完関係、知的財産分野におけるポートフォリオ強化、販売・サービス網の充実などの効果を見込む。
調査会社のIHSテクノロジーによると、2013年の監視カメラ市場の世界シェアは、Axisが17.5%でトップ。これに中国のハイクビジョンの13.0%、日本のパナソニックの9.1%が続く。
消費者向けデジタルカメラ市場は縮小する一方で、矢野経済研究所の調査によれば、世界のネットワークカメラ市場は年22%の成長を遂げるとみられている。今後はアナログカメラのリプレイス需要が高まることから、キヤノンは企業向けの成長分野に注力する考え。
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