今回、大日本印刷とコネクシオ、アットマークテクノは、各社の製品・サービスを組み合わせ、M2M/IoTシステムの構築に必要なクラウドプラットフォーム、ネットワークインフラ、ゲートウェイ端末、NFCモジュール、通信機器などを提供するサービスを開始する。

　大日本印刷が運営するDNP柏データセンターを利用し、M2M/IoTサービス用のクラウドプラットフォームを提供する。本プラットフォームに、センサーが取得した様々なデータを活用するアプリケーションを導入することで、稼働監視、温度監視、自動制御、遠隔操作などのサービスが利用可能。複数のクラウドアプリケーションの連携とデータの相互利用を可能にする。

　コネクシオは、特殊車両や自動販売機向けをはじめとするM2M/IoTサービスに通信機器の納入実績を持ち、用途に合わせてネットワークサービスと各種通信機器を提供する。ゲートウェイ端末とクラウドプラットフォームを結ぶ3GなどのWAN、各種センサーとゲートウェイ端末を結ぶWi-Fi、Bluetooth、920MHzなどのLAN/PANを構築する。また、センサーや通信モジュールの組み込み先となる機器やサービスに合わせて、回線速度の設定や各種ハードウェア/ソフトウェアのカスタマイズ対応を行う。

　アットマークテクノ製Armadillo-IoTは、センサー搭載の各種機器に接続され、センサーが収集したデータを集約し、3G回線またはWi-Fi経由でクラウドプラットフォームにデータを送信するゲートウェイ端末。CPUボード「Armadillo」を搭載しているため、導入企業が開発したアプリケーションのインストールや拡張インタフェースボードの追加など、さまざまな用途への対応が可能だ。