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- 2012/12/27 掲載
O2O市場を2015年まで予測、オンラインとオフラインの併売顧客は客単価2倍のケースも
併売顧客はリアル店舗のみの顧客より2倍以上客単価が高い
たとえば、「UNITED ARROWS」、「BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS」、「UNITED ARROWS green label relaxing」などのストアブランドを展開するユナイテッドアローズでは、直営のオンライン通販サイト「UNITED ARROW LTD. ONLINE STORE(ユナイテッドアローズ オンラインストア)」を店舗の補完機能として位置づけ、オフラインへの送客に力を入れている。実際、店舗とオンラインストアとの併売顧客の客単価は、リアル店舗だけを利用している人に比べ、2倍以上高いという。
同スポットは2012年12月1日から全国に拡大し、全国1万店舗以上の店頭でサービスを提供している。過去実績において、イトーヨーカドーでは、セブンスポットで韓流のスターの壁紙がダウンロードできたため女性客が増加。また、デニーズでは顧客が増えているそうだ。
凸版印刷では、大手流通各社、地域主力スーパーなどの折込チラシ情報などをインターネットで閲覧できる「Shufoo!(シュフー)」を展開している。「Shufoo!」を利用するユーザーは、チラシを見たいエリアを設定すると「Myチラシポスト」宛に、毎日ポストに折込チラシが投函されるように、電子チラシが自動配信(Push配信)で手元に届けられる。
現状、インターネットで地域の折込チラシを紹介するサービスはそれほどないため、新聞の折込で届かなくなったチラシの消失分を「Shufoo!」で届けたいと考えており、実際に同社の調査によると、折込チラシとほぼ同じ効果で送客につながっているという。
【次ページ】リアル店舗のPOSとネット決済の取引情報の一元管理も欠かせない
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