フリーライター 岡崎 勝己
ITエンジニアの永遠の課題が「学習」だ。知識とスキル/能力はほぼ一体であり、中でもアジャイル開発に向けたDevOpsやSRE(Site Reliability Engineering)などの実践では新たな知識が不可欠となる。ただし、IT部門の組織的な学習が一筋縄ではないことは周知の通り。そうした中、ガートナーは過去8年にわたり、企業がエンジニアの学習支援のために「実践したこと」とともに、「成功したこと」「成功しなかったこと」のデータを収集し分析した。ガートナー バイス プレジデント,アナリストのマンジュナス・バット氏が、その結果を基に、DevOpsやSRE へ取り組むうえで重要なIT部門における組織的な学習方法について、「ゲーム・デー」や「ペアリング」など4つの具体的な方法を解説する。
データとアナリティクスによる新たな価値創出に向け、最高データアナリティクス責任者(CDAO)に寄せられる期待は高まる一方だ。しかし、データ分析にかかわる多くのミッションは一筋縄ではいかない取り組みが多い。ChatGPTをはじめ、ジェネレーティブAIも台頭する中で、CDAOやデータ/アナリティクス部門がより大きな成果を上げるために何が必要となるのか。ガートナー ディスティングイッシュト バイス プレジデント,アナリストのアラン・ダンカン氏は「技術的な知見だけでなく、アイデアを生む能力や他社と連携できる能力も求められる」と指摘する。同社が実施した調査を基に、企業のデータ/アナリティクスの現状と課題について解説する。