在米ジャーナリスト 岩田 太郎
米NBCニュースの東京総局、読売新聞の英字新聞部、日経国際ニュースセンターなどで金融・経済報道の基礎を学ぶ。現在、米国の経済を広く深く分析した記事を『週刊エコノミスト』などの紙媒体に発表する一方、『Japan In-Depth』や『ZUU Online』など多チャンネルで配信されるウェブメディアにも寄稿する。海外大物の長時間インタビューも手掛けており、金融・マクロ経済・エネルギー・企業分析などの記事執筆と翻訳が得意分野。国際政治をはじめ、子育て・教育・司法・犯罪など社会の分析も幅広く提供する。「時代の流れを一歩先取りする分析」を心掛ける。
10月30日に2024年7~9月期の決算発表(予定)を控えるメタ・プラットフォームズは、堅調な業績が続いている。2024年4~6月期の純利益は前年同期比73%増、売上は4四半期連続の20%以上の成長で、株価も年初来50%以上で伸長。生成AIなどのAI投資が、主力事業である広告の売上を押し上げていると見られる。まだ生成AIで顕著な儲けを出せていないグーグルやマイクロソフトといった競合が多い中、メタは「生成AIは儲かる」を実証した形だが、具体的にどのような方法でマネタイズしているのか。ザッカーバーグ氏が決算発表で語った、生成AIを中心とする法人顧客向けサービスの「AI収益化3本柱」を中心に解説する。