- 2016/04/05 掲載
アクセンチュア、IMJを子会社化 デジタルマーケティング分野を強化
本合意に基づくIMJの株式取得は、規制当局による承認ならびに商習慣に基づく完了条件に従って実行されるという。完了後は、両社で共同した運営体制を構築していく。なお、本合意の条件は非公開。
IMJは1996年に設立され、現在およそ600名の社員を擁するデジタルマーケティング領域では国内大手企業。一時はCCCの連結子会社になったのち、CCCと博報堂が大株主だったが、2012年から2013年にかけて、現経営陣によるMBO(マネジメント)が行われていた。
同社の強みは、デジタル戦略の立案、コンテンツの設計・開発、デジタルマーケティング施策によるユーザー獲得支援、キャンペーン管理、データ分析などの多様なマーケティング機能と、それらを支えるクリエイティブを最適に組み合わせた独自のサービスにある。
アクセンチュア 代表取締役社長 江川 昌史氏は「IMJの株式の過半を取得することで、アクセンチュアは変化の激しい日本市場においても、さらに強化されたデジタル関連サービスを提供し続けていきます」とコメント。「IMJの魅力は、日本のお客さまのニーズに対する専門性と深い洞察力、および最適な投資対効果をもたらす数多くの施策を成功に導いてきた実績にある」として、今後両社のサービスを統合することで一貫したサービスを提供していくと語った。
アイ・エム・ジェイ 代表取締役社長 竹内 真二氏は「IMJの『デジタルの力で生活者の体験を豊かにする』というビジョンとアクセンチュアのデジタルの力で顧客を変革していくという方向性の一致に共感を覚えています」と指摘。
国内のデジタルマーケティング市場は二桁の成長が続いており、同市場において、アクセンチュア インタラクティブが持つ包括的なデジタルマーケティングサービスと、IMJが20年にわたって積み重ねてきたウェブインテグレーション領域から進化したデジタルマーケティング領域の知見を融合することで、「国内外の顧客企業とその先にいる生活者に最高の体験価値を提供し、社会に変革をもたらす支援をしてまいります」とコメントしている。
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