- 2014/03/12 掲載
フォルクスワーゲンとアウディ、欧州における車両ネットワーク化でボーダフォンのM2Mを採用

今回提供されるSIMチップは、自動車業界の厳しい品質要件を満たすために特別に設計・開発されており、摂氏マイナス40度からプラス85度の温度で機能するという。SIMのアクティベーションおよびサービスプロセスは、フォルクスワーゲングループの特定要件に基づきボーダフォンによって設計された。
ボーダフォンのM2M事業部門チーフエグゼクティブ、エリック・ブレンナイス氏は「この契約により、M2M通信の主要市場の1つである自動車部門における私たちの位置づけは、さらに強化されるでしょう。車載ネットワーク化を実現した自動車は、私たちの効率的なモバイル通信ネットワークを活用することで、ヨーロッパの国境を越えてさらに普及するでしょう」と述べている。
自動車業界は、M2M通信分野において既に中心的な役割を担っている。主な原動力の1つはEU 全体で展開予定である、事故を起こした時に自動的に遭難信号を送信する「eCall」緊急通報システムだ。
さらに、自動車に搭載された電子システムを介してオンライン情報サービス、音楽およびビデオへアクセスしたいと考えているエンドユーザーは増えている。
11日にアップルがiPhone向けに新たに提供を開始した「iOS 7.1」では、車載器と連携するCarPlayを提供。自動車のIT化がM2Mとは異なる形で進展している。
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