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日立ソリューションズは9日、Androidスマートフォンに観光ガイドや電子アルバムを提供するICT観光サービスにおいて、北海道大学発ベンチャーの調和技研のSNSの投稿を自動収集する技術を活用し、投稿された地域の情報をスマートフォンの観光ガイドに配信する機能を開発したと発表した。これにより、自治体や商店街など地域の情報を発信したい人が、SNSを利用して情報を簡単に提供することができるようになるという。
日立ソリューションズは日立ソリューションズ東日本とともに、北海道や沖縄の観光地で、スマートフォンを活用したICT観光サービスの実証実験を行っていた。
具体的にはスマートフォン上で、位置情報と連動した観光情報や店舗情報を地図上に表示する観光ガイドサービスと、観光客が撮影した写真を位置情報とともに保管する電子アルバムサービスなどがある。
一方、調和技研は、北海道観光の振興を図るためにFacebookやTwitterなどのSNSで投稿されている自由かつ大量の観光情報を自動収集し、公益社団法人北海道観光振興機構が運営する観光情報サイト「キュンちゃんねる」に提供している。
今回、両社が協力し訪問率向上のために開発した機能により、(1)SNSを利用することで情報提供者は簡単に、いつでもタイムリーに新しい情報を発信できる。また、(2)観光ガイドが訪問者の周辺情報を自動で通知するため、訪問者に必要な情報を提供できる。そして(3)投稿された観光スポットまでのルートを地図で表示することで、訪問者は目的地へスムーズに到着できる、という。
今後、日立ソリューションズと調和技研は、本機能の実用化を目指すとともに、店舗の特売情報やクーポンの提供による観光地の活性化や災害情報の提供など、効果的な活用方法を幅広く提案していくという。
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