- 2016/01/27 掲載
ソフトバンク、企業向けPepperを本格始動「2016年はスマートロボット元年に」(2/2)
Peeperのロボット事業で必ず勝ちにいく

冨澤 文秀氏
続いて、ソフトバンクロボティクス 代表取締役社長の冨澤 文秀氏が登壇し、Pepper for Bizについて説明した。
冨澤氏は「現在、200社以上の開発パートナーがPepper for Bizにエントリーしている」と注目の高さを強調。
「汎用性があり、幅広い業種にわたり、完全にカスタマイズされたアプリケーションを世に出していく。先般もIBMとWatosonで提携したように、これから世界のITジャイアントと最新テクノロジーでどんどん連携していきたい。その中心にPepper for Bizがある。Pepper for Bizは、これから真の意味でリアルにビジネスに貢献していくことになるだろう」(冨澤氏)
Pepper for Bizの企業導入をサポートする仕組みも、冨澤氏により発表された。
まず1つ目が「Pepper for Biz体験スペース」だ。これは、アプリケーションの運用などを事前に体験できるスペースで、2月より東京・大阪・名古屋・福岡に順次オープンされる予定だ。

「Pepper for Bizとは一体どんなものか、ビジネスでどのように活用できるのか? 自分のやりやいことができるのか? といったユーザーの疑問を解決してくれる場所だ」(冨澤氏)
2つ目として、すぐに活用できる法人向けアプリケーションが手に入る「ロボットアプリマーケット for Biz」が2月22日よりオープンする予定だ。

「今後このストアから、商品説明、介護、受付、電話連携、ヒアリング、訪日外国人対応など、さまざまなアプリケーションが続々と登場するだろう」(冨澤氏)
そして3つめが「導入支援キャンペーン」だ。2月末までにPepper for Bizを申し込むと、特典としてアプリケーションが最大3か月無料になるというものだ。

最後に冨澤氏は「いよいよ(Pepperの)準備が整った」と熱く語った。
「ロボットの世界はIoTやAIを含めて動き出している。おそらく、これから何十年、何百年という戦いになるだろう。我々はこのロボット事業を日本発信のものとして、必ず勝ちにいきたいと考えている。ぜひご支援をいただきたい」(冨澤氏)
受付も接客もPepperだけで行う「Pepperだらけの携帯ショップ」
また今回、もう1つ重要な発表がPepper for Biz自身の口からアナウンスされた。3月28日からの期間限定になるが、受付も接客もすべてPepper for Bizだけで行う携帯電話ショップ「Pepperだらけの携帯ショップ」をスタートするという。この発表では、司会にお笑いコンビ、ピースの綾部 祐二さん、ゲストとして同じくピースの又吉 直樹さん、小泉 今日子さん、広瀬 すずさんが招かれ、Pepperだらけの携帯ショップのデモを実体験していた。

このデモでは「店長Pepper」「ご契約Pepper」「暇つぶしPepper」の3体が役割分担しながら接客対応した。たとえば、暇つぶしPepperは、お客様のリクエストに応じて、アプリケーションで待ち時間を楽しんでもらうという役割だ。
デモでは、暇つぶしPepperがクロヒゲ危機一髪を模した「Pepper危機一髪」ゲームを提供し、ゲームに負けたゲストに携帯電話を契約させるというユニークなシナリオで、会場の笑いを誘っていた。
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