Mobile Asset Management Serviceは、既存システムと連動して自動で配車計画を作成するクラウドサービス。


　導入される店舗は、セブン&アイのネットスーパー専用の事業拠点であるネットスーパー西日暮里店。顧客からの受注後は、ネットスーパー西日暮里店で出荷時間に合わせて、注文を受けた生鮮品や惣菜を含む商品の調理等、配送準備、梱包を行う。生鮮品や惣菜等が含まれた注文を優先的に配送するように設定もできる。

　Mobile Asset Management Serviceの導入により、これまで配送担当者が独自に決定していた配送ルートを自動化、効率化する。既存ネットスーパーの約5倍となる1日あたり最大2,000件まで受注が可能で、他の既存店舗で1日あたり平均10便程度だった配送体制を23便に増便される。

　注文時に自動的に作成される配送計画は、配送予定時間や配送状況等を自社のウェブサイトで追跡・確認できる。受注と同時に、システムが効率的な配送ルートを自動で作成。PCやスマートフォンを使って関係者全員が情報共有可能だ。


　　ネットスーパー西日暮里店では、既に2015年3月から、Mobile Asset Management Serviceを利用したサービスの試験的な運用を開始。6月から本格的な運用を開始する予定だ。同店舗はセブン&アイが今秋から本格稼働を予定している新たなECビジネスである「オムニチャネル」戦略において、重要な事業拠点だとしている。