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- 2015/03/02 掲載
未来を創るリーダー:米GE イメルト氏に見るこれからのリーダーの条件
米GE 会長兼CEO ジェフリー・R・イメルト氏に学ぶ(第4回)
<連載バックナンバー>
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ジェフリー・R・イメルト氏
※写真:「GEヘルシーマジネーションデイ2010」より
“GROWTH STARTS HERE(2010)”、“GE WORKS(2011)”,(2012は特別なタイトルなし), とGEのAnnual Report にはシンボリックなキーワードが打たれる事が多い。2012年度は特別な言葉はなかったが今回は復活している。その言葉は“Progress(2013)”。「成長から進化へ」イメルト氏のリーダーシップを体現する活動は次のステージに入ってきているようであり、各種の種が日本でも蒔かれている。
善いものは良いと見定められる
ここまでヘルシマジネーションなど、社会の問題解決者としての視点から善いものを事業の中核にして、それを利益の出るビジネスへとリードをしてきたイメルト氏であるが、近年のGEでは“The GE Works Equation”という方程式を提示し、浸透させている。
この最初に来るのが“We look at what the world needs”であり、全ての社員に「何が必要とされているか(善いか)」を考え行動させている。何が儲かるかは気になる。しかし、何が必要とされているかという視点をまず追求する姿勢が最終的に利益にも繋がる事を世界中にいる約304,000人の社員に浸透させてきている。
実はこの考え方は創業者エジソンから受け継がれてきているものでもあるともイメルト氏は述べている*2が、改めてこのビジネスに対する考え方を徹底する所が、今回のGEの進化のキーになっている。そのために、自らが打ち出した“GE Growth Value”をも“GE Beliefs”に変えている。このような徹底した実施はGEの特徴でもあるが、経営の考え方として、利益を先に考える2000年前半の株主利益重視の風潮とイメルト氏の視点の違いに注目したい。
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【次ページ】 社会という視点を持ち判断をする
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