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- 2013/10/18 掲載
クックパッドのインフラ責任者が語る、DevOpsを成功させる考え方
「迷ったら健全な方を選ぶ」
迷ったら健全な方
クックパッドの成田一生(なるたいっせい:@mirakui)です。クックパッドでインフラチームを担当しています。クックパッドはいますごいスピードで新しいサービスを作っているフェーズで、社員の3分の1くらいが新規事業を担当しています。
クックパッドの歴史を振り返ってみると、1997年に創業。創業者の佐野はエンジニアでした。2010年に僕が入社したときにはエンジニアが10人とか20人とかだったと思います。この頃はインフラのチームはまだなくて、得意な人が1人か2人でやっていました。
いまはエンジニアが60人くらいです。そして専用の運用チームがあります。
どんな企業も、最初はエンジニアが一人で開発も運用もやっていますが、人数が増えてくると運用の部署ができて、開発部門などとコミュニケーションをとらなくてはならなくなってきます。クックパッドでは、いまエンジニアの比率はこうなっていて、60人のうち5人がインフラチームです。
組織が大きくなってくると、DevとOpsの関係も変わってきます。今日はその関係がどうなるのか、というところに焦点を当てて話そうと思います。
クックパッドではデプロイを開発者が自分の責任でやる
クックパッドでは、1日に5回から10回デプロイしています。デプロイは伝統的に開発者が自分でやります。Opsはそれを見ているだけです。ビルドがテストを通ったら、デプロイを行います。デプロイ後に動作確認をして、エラーが起きたらロールバックをするところまで開発者に責任があります。
これは僕が開発したなんちゃってDevOpsツールで、スロークエリなどをモニタします。
【次ページ】求めるべきは完璧さではなく健全さ
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