- 2013/09/17 掲載
らでぃっしゅぼーや、BIツールと地図連携製品を導入 億単位データをユーザー部門分析
らでぃっしゅぼーやでは、売上や会員などの営業分析について過去数回にわたって分析システムを構築していたが、従来利用していたツールでは売上集計を単週でしか閲覧できず、複数週の分析や、会員が購入した商品の明細データ分析はできなかった。
また、1ヵ月で300万件にのぼる売上データをユーザー部門が分析しようとすると、ボリュームが大きすぎるため検索結果を得るまでに1日を要するなど、レスポンスの面でも課題が挙がっていたという。
マーケティング部が設立されたのを機に売上受注分析システムを見直すこととなり、新たなBIプラットフォームに「QlikView」が採用された。採用の理由および現在までの活用効果は以下の6点だったという。
- 単週を超えた分析になるとユーザー部門から「使いづらい、重い、動かない」と言われた分析システムが、複数週や億単位の件数のデータを対象にしても、クリックした瞬間に結果を表示できるようになった
- リピート率や粗利率等の売上情報を定型レポートとして瞬時に表示できるようになり、複雑な手作業のルーチンから解放された
- 明細データまで分析できるため、会員や年代、商品などさまざまな軸で分析でき、会員別の併売提案や配送クルーからの個別宅へのチラシ折り込みなど、会員ニーズに応じた細やかな提案ができるようになった
- トライアルやリピートの分布をわかりやすいビジュアルで簡単に表現できるため、メーカーを集めたレビュー会で、商品の改善ポイントや新商品の開発を提案できるようになった
- カタログの誌面企画にあたり、過去のコマ単価やコマ効率を簡単に比較参照できるため、アイテム選定やコマ割りの企画力が上がった
- 国勢調査のデータを分析結果と合わせて地図上に表現することで、新規会員の入会余地や開拓エリアの偏りなど集客効率を把握できるようになり、営業活動に活かせるようになった
2013年4月のカットオーバー以降、受注分析をはじめ、会員分析、センター分析、地図上でのエリア分析へと対象業務を順次拡大し、マーケティング部門、商品開発、カタログ企画、事業部門に関わるメンバーが日々の業務に活用しているという。
QlikViewは高速なレスポンスを確保できるので、思考が途切れることなく分析でき、仮説検証に役立てているとハンドリングの良さを評価しているという。
また、らでぃっしゅぼーやは新規会員の開拓販路として、親会社のNTTドコモが運営するドコモショップの店頭において、来店客にらでぃっしゅぼーやを紹介している。GeoQlikにより、店舗の近隣エリアの会員状況を地図上で視覚的に把握できるため、入会余地や集客エリアの偏りを分析しながら、営業活動に活用できるという。
現在は関東・甲信越を中心に約900店舗のドコモショップにて営業活動をスタートしており、11月には全国の約2,400店舗へと拡大するため、紹介機会の増大と宅配サービスのさらなる強化に向けて活用を進める予定という。
一部情報が誤って表記されていました。本文は修正済みです。
誤:10月には全国の約2,400店舗
正:11月には全国の約2,400店舗
関連コンテンツ
関連コンテンツ
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!
投稿したコメントを
削除しますか?
あなたの投稿コメント編集
通報
報告が完了しました
必要な会員情報が不足しています。
必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。
-
記事閲覧数の制限なし
-
[お気に入り]ボタンでの記事取り置き
-
タグフォロー
-
おすすめコンテンツの表示
詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!
「」さんのブロックを解除しますか?
ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。
ブロック
さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。
さんをブロックしますか?
ブロック
ブロックが完了しました
ブロック解除
ブロック解除が完了しました