みずほ、電子記録債権を活用のシンジケートローン「電シロー」の取り扱いを開始

　従来、シンジケートローンの債権譲渡は投資家だけでなく、借入を行っている企業にも事務負担が発生していた。「電シロー」は、電子記録債権を活用することにより債権譲渡の安全性を高めるとともに、従来に比べて手続を簡略化することができるサービス。

　トムソン・ロイターによれば、みずほは2011年上半期の国内シンジケートローンのリーグテーブルで40％以上のシェアを持つ。今後、「電シロー」を活用してシンジケートローン市場をさらに活性化していく考え。

　みずほは2010年10月に開業したみずほ電子債権記録を通じ、電子債権決済サービス「電ペイ」、「e-Noteless」、そして今回の「電シロー」とサービスの拡大に取り組んでいる。

　「電ペイ」、「e-Noteless」については既に約5,000社で利用されている。