- 2011/02/02 掲載
【民主党藤末氏コラム】ベンチャー育成のために政府ができること?それは「SBIRを機能させる」こと! 第3回(4/4)
動き出した日本版SBIR
日本政府もSBIRの改善を進めている。例えば、2008年度から中小・ベンチャー企業向け段階的選抜方式(NEDO「SBIR技術革新事業」)を導入した。この取り組みの中でSBIR制度改善のノウハウを蓄積し、他省庁にも段階選抜方式を普及することになろう。すでにNEDOの段階選抜方式によって「リチウム電池用正極・負極材料に関するベンチャー」など将来有望なハイテクベンチャー企業が選ばれている。
そして省庁を横断するSBIR採択企業データベースを整備し、省庁の壁を越えて政府一体でSBIRへの進める取り組みが動き出している。
また、必要なことは、研究開発の支援や新製品/サービスの購入だけでない。 実際に製品を作るには莫大な資金が必要となる。その支援のためにSBRIの選抜を通過して企業に対しては、
・債務保証枠の拡大や特別枠の設定
・設備投資の特別貸付
・中小企業投資育成会社の投資条件の拡充
・設備資金の貸付拡充
この取り組みも徐々に動き出しており、これから加速していきたいと考えている。
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