リクルートの新規事業は「CX&DXプラットフォーム」の上で育つ 事業開発室が語る秘策
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サイクルを早く回し、事業開発の精度を高めたい
リクルートの代名詞とも言える、数々の新規事業。その創出・育成をミッションとするのがリクルート 次世代事業開発室である。グループマネージャーの瀬沼 裕樹氏は、「どうすれば新規事業開発のパフォーマンスを上げられるか」が課題だったと話す。「数多く新規事業を回していると、新しく立ち上がった事業やパフォーマンスが上がらなくて撤退するものもあります。私たちとしては、このサイクルをなるべく速く回して、事業開発の精度を高めていきたいと考えていました」(瀬沼氏)
これまで、新規事業創出に際しては、各事業で別々の仕組みを構築していた。アプリケーションやサービスの開発は共通化されたプラットフォーム上で行われていたが、それ以外の営業やUI/UX、マーケティングといった機能は、各事業で「自分たちで好きなツール、サービスを使っており、運営も統一されていなかった」のである。
プロジェクトごとに業務やツールが形成されており、「立ち上げ、撤退のたびに“同じ轍(てつ)”を踏んでしまう」ことや「UI/UXの知見がなく、効果的な施策が実施されない」「事業撤退でプロジェクトが解体されると、得られたナレッジもそこで消えてしまい、社内に蓄積されない」といった課題があったのだ。
・課題を解決した「基盤統一」という発想
・CX改善には3つのポイントがある
・CX&DXプラットフォームの全体像、それ自体が事業開発の強みに
・ユーザーを深く知り、新規事業を継続的に創出する
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