- 2025/04/02 掲載
AI導入企業、当初の混乱乗り切れば長期的な成功可能=論文
米商務省国勢調査局のデータを利用し、2017-21年に実施されたこの調査からは、製造業部門でいち早くAIを採用した企業は、人間の仕事をロボットに代替させたことに伴って生産性が低下したことが分かった。
これは一般的に広がっているAIが労働生産性を高めてくれるという見方とは矛盾している。
論文執筆者の1人でトロント大学の研究者、クリスティナ・マケルヘラン氏は会議で「短期的には多大な痛みがあることが見て取れる」と述べ、生産性低下は在庫を低水準に抑え続けるといった従来の製造業の慣行とAIの機能を統合する上での副作用だと説明した。
しかしこれらの企業は次第に、売上高伸び率や生産性、雇用などあらゆる面で好成績を収め始めるようになり、混乱期を抜け出した様子がうかがえる。
マケルヘラン氏は「問題の一部はどうやら生き残れるかどうかのように見受けられる」と指摘した。
同氏によると、比較的古い企業になるほど規模が大きく、問題解決に苦戦する傾向があるため、AIのプラス効果が顕現化しないという。
会議ではECBのラガルド総裁が、欧州域内の労働者の23-29%がAIと向き合う機会が非常に増大しているものの、人間にも新たな役割が与えられる公算が大きい以上、必ずしも仕事の喪失にはつながらないと強調した。
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