記事 グローバル・地政学・国際情勢 「空前の人手不足」米国の製造業で「Made in USA」がすでに本格化している根因 「空前の人手不足」米国の製造業で「Made in USA」がすでに本格化している根因 2024/07/19 2 米国の製造業界で、リショアリング(自国回帰)とニアショアリング(近隣諸国への生産移管)が広がっている。経済安全保障を理由に、中国からの輸入が大きく減少。次期米大統領として有力視されるドナルド・トランプ氏は、半導体製造の集積地である台湾を「彼らは米国の半導体ビジネスをすべて奪った」と名指しで批判しているが、実はバイデン政権下でもアジア諸国からの輸入は減少している。代わりに台頭しているのが、カナダやメキシコといった近隣諸国からの輸入と、人手不足のはずの米国での「Made in USA」の拡大だ。なぜこうした動きが進んでいるのか、理由を探ってみた。
記事 新規事業開発 マッキンゼーが明かす「DX鉄板成功法」とは? 十数年で培った秘伝メソッドを一挙公開 マッキンゼーが明かす「DX鉄板成功法」とは? 十数年で培った秘伝メソッドを一挙公開 2024/07/18 1 マッキンゼーは、十数年にわたってさまざまな企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を支援してきた。その中から選りすぐりの200社のクライアントとの間の共同研究から得られた効果検証済みの方法論をまとめた書籍が『マッキンゼー REWIRED: デジタルとAI時代を勝ち抜く企業変革の実践書』だ。タイトルの「REWIRED」は、ビジネスの配線をやり直すことを意味する。同書の著者であるエリック・ラマール氏と日本語訳の監修をつとめた黒川 通彦氏による、DX成功のエッセンスと日本企業への提言とは。
記事 業務効率化 大手製造業も効果実感、「間接部門の仕事」を驚くほど変える“生成AI活用+ある要素” 大手製造業も効果実感、「間接部門の仕事」を驚くほど変える“生成AI活用+ある要素” 2024/07/18 間接部門(経理・人事・購買など)における業務の効率化は、すべての企業にとって共通の課題だ。これまで、多くの企業が業務とシステムの標準化、RPAやワークフローなどのテクノロジーを導入し効率化に取り組んできたが、なかなか大きな成果を上げられていない状況がある。結局、どのような改革が間接部門を劇的に変えてくれるのか。間接部門が取り組んできた改革を見ていくと、失敗してしまう“ある共通点”が浮かび上がってきた。
記事 AI・生成AI 生成AIによる「現実的な」サプライチェーン強化戦略、リーダーに贈る実践ガイド 生成AIによる「現実的な」サプライチェーン強化戦略、リーダーに贈る実践ガイド 2024/07/18 生成AIが社会や企業活動に与えるインパクトは、過去のテクノロジーとは明らかに異なる。現実に、従来は解決が困難だった課題にも、生成AIによって新たな解決の可能性が開けつつある。サプライチェーンの自動化・最適化もその1つだ。事業環境の変化に合わせてサプライチェーンを柔軟に変化させて、最適化することが可能になりつつあるのだ。その最前線を解説する。
記事 業務効率化 経営企画部門は本当に役に立っている? デジタル敗戦の「戦犯」扱いされているワケ 経営企画部門は本当に役に立っている? デジタル敗戦の「戦犯」扱いされているワケ 2024/07/18 1 経営企画部門って何をやっているんだろう?──そう思ったことがある人は多いかもしれない。何かしら大事な業務を担当しているんだろうけど、実際に何をしているか、どんな役割を担っているのか分かりにくい「経企」。実は、欧米にはない日本独自の文化だということをご存じだろうか。コロナ禍でデジタル化の遅れが顕在化する中、デジタル敗戦の“戦犯”として経企がやり玉に挙げられ、その存在意義を見直す機運が高まっている。
記事 セキュリティ総論 「2024年選挙イヤー」で“嘘の情報”を判別できる?ヤバすぎる情報操作の最新トレンド 「2024年選挙イヤー」で“嘘の情報”を判別できる?ヤバすぎる情報操作の最新トレンド 2024/07/17 今、世界的に「サイバー安全保障」の意識が急速に高まりつつある。とりわけ警戒されているのは、サイバー空間で巧みに世論を操作し、他国の意思決定に介入する「影響力工作」と呼ばれる脅威だ。2024年は、11月の米大統領選をはじめ、各国で重要な選挙が実施される「選挙イヤー」だが、それは同時に選挙が大きなリスクになる可能性をはらんだ年と言えるのだ。本記事では、多元的な攻撃形態と言える「ハイブリッド脅威」の一つである影響力工作および、これらに対抗するための具体的な対策を明治大学教授の齋藤孝道氏が解説する。
記事 クラウド マルチクラウド化の波で高まるセキュリティ不安、有効な解決策とは? マルチクラウド化の波で高まるセキュリティ不安、有効な解決策とは? 2024/07/17 クラウド活用の進展とともに、機能や目的に合わせて必要なクラウドを組み合わせるマルチクラウド化が進んでいる。しかし同時に、こうした企業を襲うのがセキュリティへの不安だ。各クラウドの設定は本当に正しいのか、必要なコンプライアンス基準を満たしているのか……こうした不安から脱却するには、何が必要なのだろうか。
記事 人材管理・育成・HRM マッキンゼー流「DX人材戦略」とは?「人材いない→変革進まない」を断つ方法 マッキンゼー流「DX人材戦略」とは?「人材いない→変革進まない」を断つ方法 2024/07/16 人材がいないからDXが進まない──DXに取り組むほぼすべての日本企業が同じ悩みを訴える。しかし、この訴えは「DXの負のサイクルに陥りつつある企業特有の症状」と主張するのが、マッキンゼー・デジタル パートナーの片山 博順氏だ。DXの推進にDX人材が不可欠であることは間違いない。問題は、その育成・採用にあるという。日本企業におけるDX人材の育成・採用の現状と課題、それを解決する3つの対策について、片山氏がわかりやすく解説する。
記事 AI・生成AI チューリングの「完全自動運転AI」は何が凄い?本気で「テスラに勝つ」AI戦略の裏側 チューリングの「完全自動運転AI」は何が凄い?本気で「テスラに勝つ」AI戦略の裏側 2024/07/16 チューリングの「完全自動運転AI」は何が凄い?本気で「テスラに勝つ」AI戦略の裏側 その会社のエントランスには「We Overtake Tesla」(私たちはテスラを追い越す)の文字が掲げられている。真っ向から「打倒テスラ」を掲げる会社「チューリング」は、社員のテスラ車保有率が日本一高い(自称)会社でもある。もちろん研究のためだ。同社が開発しているのは「完全自動運転車」、そしていま注力しているのが独自の生成AIである。なぜ自動運転に生成AIなのか。そのエキサイティングな挑戦を紹介する。
記事 決済・キャッシュレス 電子マネーより「QRコード決済」が伸びてる理由、なぜ新紙幣発行も追い風になるのか? 電子マネーより「QRコード決済」が伸びてる理由、なぜ新紙幣発行も追い風になるのか? 2024/07/16 スマホのアプリなどを使ったQRコード決済の躍進で、従来型電子マネーの低調が鮮明になっている。新紙幣の発行をきっかけにキャッシュレス化が進むとの予想もあるが、今後はクレジットカードとQRコード決済でのシェア争いとなりそうだ。
記事 AI・生成AI 【完全解説】NECの生成AI戦略、独自の生成AI「cotomi」はGPT-4らとどう差別化する? 【完全解説】NECの生成AI戦略、独自の生成AI「cotomi」はGPT-4らとどう差別化する? 2024/07/16 1 近年、生成AIの産業・ビジネス用途の活用が急速に広がる中で、大規模言語モデル(LLM)の開発競争も激化している。その対立軸としては、(1)汎用型LLM vs 個別型LLM、(2)汎用言語型LLM(英語) vs 特定言語型LLM、(3)クローズドソース vs オープンソースなどがある。今回は、OpenAIの「GPT-4」など、「広く浅く何でもできる」土台を構築する汎用型LLMに対し、限られた領域で「狭く深くカスタマイズできる」ことを重視する個別型LLMとして、NECが独自開発した「cotomi」の実力を見てきたい。
記事 営業戦略 BCGが教える「値付け」の極意、B2CとB2Bでの違いは何か? BCGが教える「値付け」の極意、B2CとB2Bでの違いは何か? 2024/07/12 2024年現在、日本経済はデフレからようやく脱しつつある。食品や消費財を中心に「値上げ」の報道が目立つっきた。「値付け」はそこまで単純なものではなく、そのポイントはB2CとB2Bで異なる。より具体的には、B2Cのプライシングは多面的で、B2Bのプライシングで検討すべきは、「どのように付加価値を反映させた価格にできるか」が問われる。B2CとB2Bのそれぞれの値付けについて、ボストン コンサルティング グループ(BCG)のコンサルタントの考え方と「極意」を解説する。
記事 AI・生成AI 製造業の新潮流エッジAIの凄さ、オムロンが不良品の発生区間を1/10にできたワケ 製造業の新潮流エッジAIの凄さ、オムロンが不良品の発生区間を1/10にできたワケ 2024/07/12 産業分野における応用が広がるIoT。しかし、IoTでは処理機能を現場の端末(エッジ)側で実行するため、データをその都度クラウドに上げて処理することによる遅延や通信コスト、セキュリティといった多くの課題がある。こうした悩みを解決する「エッジコンピューティング」、中でも「エッジAI」は、今後の市場の急拡大が期待される。独自のエッジAI技術を駆使して製造業界の生産性向上に貢献する、エイシング代表取締役 CEO 出澤 純一氏に、エッジAIの特性やメリットについて、オムロン・デンソーらの活用事例とともに聞いた。
記事 ID・アクセス管理・認証 今「AD」を絶対見直すべきワケ、“侵害は朝飯前”攻撃者がこぞって狙う「恐怖の実態」 今「AD」を絶対見直すべきワケ、“侵害は朝飯前”攻撃者がこぞって狙う「恐怖の実態」 2024/07/12 高度化するサイバー攻撃に対し、企業はさまざまなアプローチで自社を守ろうとしている。このような中で、サイバーセキュリティのプロが今対策を見直すべきと語るのが「Active Directory(AD)」である。なぜ今ADセキュリティなのか、理由を探ると、誤解と抜け穴がはびこる危険な実態が明らかになった。
記事 AI・生成AI ゴルフのマスターズ事例からも分かる、生成AIの本領が「顧客体験(CX)の変革」なワケ ゴルフのマスターズ事例からも分かる、生成AIの本領が「顧客体験(CX)の変革」なワケ 2024/07/12 生成AIへの取り組みが活発化している。その適用分野はさまざまだが、「単なる業務効率化」を越えて注目されているのが「顧客体験(CX)」や「従業員体験(EX)」の向上だ。営業はこれまで手が回らなかった小規模の顧客にもローコストでロイヤリティを感じられる対応が可能になり、マーケはよりパーソナライズされたメッセージを簡単に届けられるようになる。しかし、生成AIのプロジェクトは想像よりも難しく、「PoC死」や「1回きり」という話もよく聞く。では、どのように進めれば成功しやすいのか。ゴルフのマスターズなどの事例と合わせて、具体的な進め方や手法について探っていく。
記事 中堅中小企業・ベンチャー 「2024年版 中小企業白書」要点まとめ、今なぜ中小企業の「投資意欲」が急増か? 「2024年版 中小企業白書」要点まとめ、今なぜ中小企業の「投資意欲」が急増か? 2024/07/11 中小企業庁は2024年5月、中小企業の動向などについて取りまとめた「2024年版 中小企業白書」を公開しました。今年の白書では、新型コロナの影響から脱する中、中小企業においても、人への投資、設備投資、M&A、研究開発投資といった投資意欲を持つ企業が増加してきていることが述べられています。本稿では700ページ超におよぶ「2024年版 中小企業白書」の中から、注目すべきポイントを紹介します。
記事 RPA・ローコード・ノーコード 「簡単なはず」のローコードでも苦戦? 開発経験「ホントにゼロ」でも安心の内製化手法 「簡単なはず」のローコードでも苦戦? 開発経験「ホントにゼロ」でも安心の内製化手法 2024/07/11 デジタルトランスフォーメーション (DX) を推進するための効果的な手法の1つとして挙がる、ローコード開発。アプリ開発の経験が浅い業務部門のユーザーでも、比較的容易に自身が必要なアプリを内製化できるメリットがある一方で、いくらローコードとはいえ、実際に現場が一からアプリを開発するとなると、それなりの課題が生じ得るのも事実だ。ローコードツールを活用しながら、トラブルなく円滑な内製化を行うためにはどうすればいいのか。具体的なステップとともに解説する。
記事 デザイン経営・ブランド・PR ジョージアはなぜ「SNS映え」を重視した?ブランド刷新に見るマーケ的「スゴさ」 ジョージアはなぜ「SNS映え」を重視した?ブランド刷新に見るマーケ的「スゴさ」 2024/07/10 コーヒー飲料ブランド「ジョージア」が昨年大幅なブランド刷新を行ったことをご存じでしょうか。ロゴの変更をはじめとした大胆な変革を行った同ブランドですが、ブラント刷新に際して行ったPR施策は、マーケティング視点から学ぶべきある「すごさ」があります。それは一体何でしょうか。グーグルでシニアマーケティングリサーチマネージャーを務めた多田翼氏が解き明かします。
記事 AI・生成AI エヌビディアが語る「生成AI活用」の光と陰、BMWら「成功企業の共通点」とは? エヌビディアが語る「生成AI活用」の光と陰、BMWら「成功企業の共通点」とは? 2024/07/10 OpenAIのChatGPTが2022年にリリースされたのを契機に、多くの組織がAIを用いたビジネス変革の取り組みを開始した。しかしPoC(概念実証)から本番環境へ移行する際に、あらゆる落とし穴にはまる企業が多い。その主な原因の1つに「インフラ整備」を挙げるのがエヌビディア エンタープライズ事業本部 シニアマネージャーの鈴木 元哉氏だ。そこで今回、課題や成功ポイントなど、AIプロジェクトの光と陰について、BMWの事例とともに鈴木氏に聞いた。
記事 EV(電気自動車) 【資料付】過熱する「EV貿易戦争」、それなのに欧米メーカーは中国企業に歩み寄り? 【資料付】過熱する「EV貿易戦争」、それなのに欧米メーカーは中国企業に歩み寄り? 2024/07/10 世界のEV販売が低迷していると言われる中、中国企業が欧米進出を加速させ、存在感はより一層高まっている。一方、欧米では中国製自動車への関税を検討するなど自国市場からの締め出しをもくろむ半面、欧米メーカーは中国メーカーとの関係を深めようとする動きも見せる。今回、名古屋大学 客員教授 野辺 継男氏が自動車業界の関係各者向けにまとめたレポートから重要項目を抜粋し、EV市場の動向を紹介する。6月分の報告書のタイトル全リスト(全104項目、37ページ)を無料でダウンロードできるページも用意しているので、ぜひご活用いただきたい。
記事 株式・債券市場・資金調達 「世界の切れ者」たちが売っている銘柄「トップ10」、直近3カ月どこを売って儲けた? 「世界の切れ者」たちが売っている銘柄「トップ10」、直近3カ月どこを売って儲けた? 2024/07/10 株式投資において、「何をいつ買うか」とともに「何をいつ売るか」は、投資家の利益を左右する非常に重要な要素だ。世界の第一線で活躍する投資家たちが、直近3カ月で売却した銘柄を調査した。一流投資家たちが利益を上げている「10銘柄」はどこか。
記事 半導体 日本のライバルはいよいよ「マレーシア」に、NVIDIAやMS・グーグルが大型投資のワケ 日本のライバルはいよいよ「マレーシア」に、NVIDIAやMS・グーグルが大型投資のワケ 2024/07/10 1 マイクロソフトやアマゾン、オラクルなどのビッグテックが日本での大型投資を発表しているが、その対象は日本だけではないようだ。2023年12月、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOが「AIの製造ハブ」として言及したマレーシアでも、マイクロソフトやグーグルがAI関連の大型投資計画を明らかにしている。マイクロソフトは今後4年間で22億ドル、グーグルも20億ドルを同国に投じる計画で、いずれも各社マレーシアでの過去最大投資額となる。今、同国で何が起きているのか。
記事 BI・データレイク・DWH・マイニング BIツール選定で知らないと損する「6つのポイント」、AI時代の視点をガートナー解説 BIツール選定で知らないと損する「6つのポイント」、AI時代の視点をガートナー解説 2024/07/09 自社のデータ活用を進化させるのに有効なBIツールやアナリティクスツール。企業がこれらの導入を検討する際に頭を悩ませがちなのが、ベンダー・ツールの選定をどう行うかだ。ガートナーのジュリアン・サン氏がこうした悩みを解決する上で役立つ、アナリティクス/BIプラットフォームに影響を及ぼす5つのトレンド、ツール選定で押さえておくべき6つのポイントなどについて解説する。
記事 AI・生成AI もう誰も逃げられないAIとの「共生」、生き残りたい企業が速攻するべき「脱却」とは もう誰も逃げられないAIとの「共生」、生き残りたい企業が速攻するべき「脱却」とは 2024/07/08 生成AIの普及をはじめとして、現在、ビジネスを取り巻く環境は急激に変化を迎えている。そのインパクトは、150年前の産業革命に匹敵すると話すのは、ガートナー ディスティングイッシュト バイス プレジデント アナリストの亦賀忠明氏だ。AIの進化によって人間の「無力化」すらも起こり得るこれからの未来、企業はAIに淘汰されず共生するには何を行えばよいのだろうか。亦賀氏が企業が必要な「ある脱却」について解説する。
記事 エッジコンピューティング 製造現場が「高温多湿×ホコリまみれ」でも…“驚異の生産性”が出せる秘訣とは 製造現場が「高温多湿×ホコリまみれ」でも…“驚異の生産性”が出せる秘訣とは 2024/07/08 製造現場におけるデータ活用の鍵を握るのが、収集したデータを低遅延かつリアルタイムに分析・処理するための「エッジコンピューティング技術」だ。しかし、導入先となる工場は、たいてい「高温、多湿、ホコリが舞っている」など、過酷な環境であることが多く、エッジコンピューティングに必要なPC・サーバなどを設置することが難しい。仮に工場内に構築できても、ロボットや生産機材による振動などの影響を受け、正しくデータ収集・分析ができないこともある。それでは、エッジコンピューティング技術の導入は、環境の整った工場に限られる話なのだろうか。
記事 半導体 復活したいPC市場「中途半端なAI機能」に価値は?半導体がしのぎ削る「AI PC」の中身 復活したいPC市場「中途半端なAI機能」に価値は?半導体がしのぎ削る「AI PC」の中身 2024/07/08 1 マイクロソフトが生成AI「Copilot」を標準搭載するPC「Copilot+PC」を発表するなど、AI機能を搭載したPC「AI PC」が続々と登場している。PC市場は、コロナ禍でのリモートワーク需要で一度盛り返したが、その後は下降傾向にあった。PCメーカーが生成AIで「PCの復権」を狙う中、「AI PC」を巡る半導体競争も激化している。エヌビディア、AMD、クアルコム、インテルなど半導体主要各社が顔をそろえた「COMPUTEX TAIPEI」で明かされた各社の戦略をレポートする。
記事 新製品開発 BCG流「値上げの科学」、顧客価値を起点に考える方法とは? BCG流「値上げの科学」、顧客価値を起点に考える方法とは? 2024/07/05 20~30年におよぶ日本のデフレから脱却し、ようやく消費者物価が上昇している。企業も原材料費や物流費の高騰を価格に反映せざるを得なくなった。この状況に対しボストン コンサルティング グループ(BCG)は、「これまで値上げはタブー視されてきたこともあり、日本企業のプライシング能力は現在、欧米企業に比べて後れている状況」と指摘する。そこで本稿では、BCGがこれまで培ってきた「値付けの科学」 を解説する。B2BとB2Cの違いを考慮した、競合価格やコストとのバランスを取る値付けの方法とは何だろうか。
記事 AI・生成AI なぜCopilot活用はうまくいかないのか? 試してわかったChatGPTとの「決定的な」違い なぜCopilot活用はうまくいかないのか? 試してわかったChatGPTとの「決定的な」違い 2024/07/05 2 多くの企業でCopilot for Microsoft 365の導入が進んでいる一方で、どのように使うべきなのか、導入してみたものの活用が進まない、ChatGPTなどほかの生成AIサービスとの使い分けが分からないといった声を聞く機会も増えました。うまく利用できていないと悩むユーザーは、プロンプトを駆使して利用する、世間一般の生成AIのイメージにとらわれすぎているのかもしれません。そこで今回は、筆者が使いながら感じているCopilot for Microsoft 365のメリットや活用に必要なコツを紹介します。
記事 金融ガバナンス・内部監査 金融庁らが語る「デジタル人材の確保、育成3カ条」、攻守両立への道とは? 金融庁らが語る「デジタル人材の確保、育成3カ条」、攻守両立への道とは? 2024/07/05 金融庁は全国の金融機関に対し、ITガバナンスとDXを同時に推進する立場にあります。これらは一見すると相反するものにもみえますが、当局は大手金融と地銀の「ITガバナンスとDX」について現状をどのようにみているのでしょうか。「デジタル人材の確保、育成」「攻守両立を実現する考え方」などについて金融庁 総合政策局審議官 柳瀬 護氏や金融データ活用推進協会顧問(元金融庁長官)中島 淳一氏のコメントからポイントを探ります。
記事 ERP・基幹システム 【決定版】SAPはなぜ使いにくいのに、世界中で利用されている? 日本に欠けすぎの視点 【決定版】SAPはなぜ使いにくいのに、世界中で利用されている? 日本に欠けすぎの視点 2024/07/05 江崎グリコやユニ・チャームの「SAP S/4 HANA(以下、SAP)」への移行が難航している問題を受けて、ネット上で「SAPは使いづらいのに、なぜ利用されているのか」という問題提起が多数あがっている。では、なぜSAPがERPのデファクトスタンダードとして、世界中で使い続けられているのだろうか。その背景や事情、日本の製造業への提言について、元SAPに在籍しERPに詳しいフロンティアワンの鍋野 敬一郎氏に話を聞いた。