なぜこんなに狙われる? 被害事例から学ぶ「OTセキュリティ」の実態
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OT環境が狙われやすくなった理由とは?
要因の1つとなっているのが、OT環境の変化だ。昨今のDX推進の潮流に伴い、OT環境のデバイスは増加している。また、製造現場の情報をリアルタイムで取得・解析するためにOT環境を隔離せず、外部のクラウド環境や社内のIT環境に接続するケースもよく見られる。これにより、アタックサーフェス(Attack Surface=サイバー攻撃の対象となり得る攻撃経路やIT資産のこと)が拡大しているのだ。
加えて、OTやICS(産業用制御システム)のプロトコルの露出が増えていることもサイバー攻撃に狙われやすくなった要因の1つだ。特に2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、現場に足を運んで保守やメンテナンス作業を実施するのが難しくなった。そのため、インターネットからOTやICSの環境にアクセスし、リモートから対応する機会が急増したのである。
OT環境が攻撃を受けると生産を一時的に停止せざるを得なくなるため、企業に与える影響は非常に大きいといえるだろう。OT環境のセキュリティを強化するためには、過去の事例からしっかりと学ぶ必要がある。ここからは、日本国内で過去にどのような脆弱性が狙われたのか、どのようなインシデントが起きたのかを詳しく解説する。
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・OT環境を狙ったインシデントまとめ、国内14工場28ラインが停止した例も
・OTセキュリティの「よくある課題」、重要となる考え方とは?
・OT環境とIT環境、セキュリティ対策は何が違う?
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