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- 2020/10/07 掲載
会議やプレゼンでの「胃痛すぎる」プレッシャー、どう乗り切ればよいのか?
ジーエルアカデミア 代表取締役。京都山城スポーツクラブ代表。Highly Skilled Japan 取締役。同志社大学嘱託講師。1984年京都生まれ。高校時代、偏差値30 台、退学寸前の問題児から一念発起し、同志社大学に現役合格。卒業後、ケンブリッジ大学大学院で心理学を学び、修士課程修了。帰国後、京都にてグローバルリーダー育成を専門とした「ジーエルアカデミア」を設立。心理学に基づいた指導法が注目され、国内外の教育機関や企業、トップアスリートなどから指導依頼が殺到。これまでのべ6000 人に対して、世界に通用する人材の育成・指導を行い、のべ400 人以上の日本人をケンブリッジ大学、ロンドン大学をはじめとする海外のトップ大学に合格させている。また、TOKYO STAR RADIO にてラジオパーソナリティを務めている。2020 年8 月、スポーツを通じて、人々が認め合い、支え合い、応援し合う社会を創ることを掲げ、京都山城スポーツクラブを設立。J リーグ参入を1つの目標とし、オンラインサロンを通じて活動の様子を発信している。主な書籍として『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』『すぐやる人のノート術』『すぐやる人の読書術』(明日香出版社)、『頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き』(すばる舎)などがある。
大事なプレゼン・会議前ほど、ものすごく真剣に開き直ってみる
今日のプレゼン次第で大きな契約を取れるかどうかが決まる、重役が出席する会議で経過報告をしなくてはならない……。たとえばこのような大事なプレゼンや会議を前に、とても憂鬱になることはありませんか。このようなとき、「私はワクワクしている!」とアファメーションして乗り切るという方法があります。ハーバード大学ビジネススクールのアリソン・バーンズ教授は被験者を二つのグループに分けて、それぞれをプレゼンテーションやカラオケなど緊張を感じる状況に置きました。
そして一つのグループには、「私は冷静だ」とアファメーションして緊張をほぐしてくださいと依頼、もう一つのグループには「私はワクワクしている」とアファメーションするように指示を出しました。その結果、二つめのグループの方が圧倒的にいいパフォーマンスをしたのです。
この研究から、人は緊張をほぐそうとすればするほどうまくいかないこと、うまくいくようにするには不安や緊張を正面から受け取らずに「実はワクワクするものだ」と見方を変えることが効果的、ということがわかったのです。
たとえばプレゼンで緊張するというのは、その大本に「このプレゼンが成功したら前からやりたかった企画が実現するかも!」というワクワク感がある場合があります。でも成功するかわからないために不安になったり緊張したりするのです。
つまり不安や緊張は見方を変えれば「ワクワク」でもある。このように見方を変えることで緊張や不安が消えていくのです。
ゴール設定を変更する
また、私にもときどきあるのですが、自分への期待が高すぎることで不安や緊張が起きる場合もあります。プレゼンでは何とかうまくやらないと、会議での報告は重役にも認めてもらえるように上手にやらなければ、といった気持ちがあるのです。うまくやらなければ、カッコよく決めて結果を出さなければ……。要は、自分で心理的なハードルを上げてしまっている。でもそれをできる自信がないときにモチベーションは下がります。
【次ページ】ハードルを下げればやる気も湧く
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