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- 2020/09/18 掲載
「ヤバい」モチベーション術、憂鬱な朝でも「気づいたら会社に着いている」方法とは?
自分にとってプラスとなるゴールを作る
朝から何だか気が重い。会社に行くことを考えると体まで重くなってくる──。時にはそんな朝もあるでしょう。でも会社へは行かなければならない──。そんなときは一旦「会社へ行く」というゴールを脇に置きます。「朝、会社へ行く」という行為は習慣化してしまうと、大ざっぱに一つにくくりがちですが、チャンクダウンしてみると案外細かい行動に分かれていることに気づきます。たとえば「起床→洗顔や化粧など身だしなみを整える→朝食→書類など持ち物の確認・準備→家を出て最寄り駅まで歩く→電車に乗る→会社まで歩く→到着」というように。
会社到着をゴールとすると、それまでの行動はすべてこのゴールを目指すものとなり、そのゴールが気の乗らないものであるとそこまでの行動はどれもしんどい。そこで一旦、会社到着というゴールを外し、その手前に別のゴールを用意します。「これはやりたい!」「これは楽しみ!」と思えるような自分にとってプラスとなるゴールを作るのです。
たとえば、会社へ行く前にスターバックスに寄って、カプチーノを飲みながら今日発売の雑誌を読もう、などと決める。好きな作家の新作を読む、あるいはカフェのWi-Fiを利用して好きな海外ドラマを1話だけ観るといったことでもいいでしょう。とにかく自分の気分がよくなる何かを、会社へ行く途中に設定するのです。
すると家を出るまでの行動は、そのゴールに向かうためのものとなり、軽快に動けるようになります。実はこれは、人が将来の価値を割り引いて考え、目の前の利益や満足感を優先してしまう傾向があることを利用したもの。
【次ページ】人間は将来の利益より、目先の利益に釣られやすい
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