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- 2019/11/21 掲載
慶応大 山中 直明教授が講演、自動運転&電力領域でいかにスマート化が進むか
IVI公開シンポジウム2019-Autumn-レポート
IVI公開シンポジウムについて
第4次産業革命における日本の取り組みを加速させることを目的に2015年6月に設立されたIVIは、設立以降毎年2回ずつ、秋(10月)と春(3月)にシンポジウムを行っています。2016年度までは秋、春とも東京で開催していましたが、2017年度から秋のシンポジウムは地方都市で行っており、今回は京都の国立京都国際会館にて開催されました。機械やAIで実現できない業務への人材のシフトが必要
シンポジウムの冒頭、経済産業省 近畿経済産業局 地域経済部長 矢島 秀浩氏からは以下のような話がありました。- 日本の成長戦略にとって第4次産業革命の取り組みは重要である。
- 第4次産業革命の取り組みにおいては、汎用的な経済社会システム全体の再構築が必要である。
- 成果はコスト削減だけでなく、付加価値の創出も含める必要がある。
- 機械やAIで実現できない業務に人材をシフトする必要があり、そのスキルを定義し、人材育成を行っていく取り組みが必要である。
- 経済産業省はそのための施策の整備を行っていく。
- 近畿経済産業局では、IoTやAIの活用、Connected Industriesに関わる各団体との連携をはかっていく。
続いて、慶応義塾大学 理工学部情報工学科教授、先端科学技術研究センター センター長であり、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)および一般社団法人電子情報通信学会フェローである 山中 直明氏が招待講演を行いました。
本講演では、山中氏の専門であるネットワークに関連して、代表的なネットワークロボットである車の自動運転と、社会インフラの制御である電力のスマート化をケーススタディーとして取り上げながら、デジタル化がもたらす未来についての考察が述べられました。
【次ページ】自動運転と電力のケーススタディーで理解、スマート社会を実現するには
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