アルファコンパス 代表CEO 福本 勲
アルファコンパス 代表CEO
中小企業診断士、PMP(Project Management Professional)
1990年3月 早稲田大学大学院修士課程(機械工学)修了。同年に東芝に入社後、製造業向けSCM、ERP、CRMなどのソリューション事業立ち上げに携わり、その後、インダストリアルIoT、デジタル事業の企画・マーケティング・エバンジェリスト活動などを担うとともに、オウンドメディア「
DiGiTAL CONVENTiON」の立ち上げ・編集長などをつとめ、2024年に退職。
2020年にアルファコンパスを設立し、2024年に法人化、企業のデジタル化やマーケティング、プロモーション支援などを行っている。
主な著書に『デジタル・プラットフォーム解体新書』(共著:近代科学社)、『デジタルファースト・ソサエティ』(共著:日刊工業新聞社)、『製造業DX - EU/ドイツに学ぶ最新デジタル戦略』(近代科学社Digital)がある。その他Webコラムなどの執筆や講演など多数。2024年6月より現職。
日本のモノづくりの発展を促進する「エンジニアリング協会(ENAA)」では、スマート工場を実現するためのノウハウを研究する「スマート工場研究会」を設置しています。同研究会では、「次世代スマート工場の実現で、最も重要になるのが、MES(製造実行システム)/MOM(製造オペレーション管理システム)の導入」と考えています。それはなぜでしょうか。「国の主導」でも「海外の標準の翻訳」でもなく民間企業(内資・外資・スタートアップを含む)で働くMES技術者の有志からなる同研究会のプロジェクトを代表して、アビームコンサルティング 阿部洋平氏が、MES/MOM導入の重要性をはじめ、導入における課題、導入に役立つ“あるテンプレート”を解説します。
2024年5月、情報処理推進機構(IPA)は「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2023年版)」を公表しました。「DX推進指標」とは、DX推進における社内課題の整理や対応策の検討時に役立つ参考資料であり、自社の実力を見える化できるチェック項目のようなものです。DXの取り組み内容に応じたランク付け(0~5)があり、これを参照することで自社の取り組みの成熟度を定量的に確認することができます。毎年、この「DX推進指標」に沿って、自社の取り組みを自己診断した結果が経産省に報告され、その内容をまとめたレポートが公表されているのです。本記事では、過去5年間のレポートの結果を振り返りながら、日本企業のDXの取り組みの変化を概観します。