- 2025/04/15 掲載
日経平均は続伸、米関税への過度な警戒が緩和 自動車しっかり
[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比285円18銭高の3万4267円54銭と続伸して取引を終えた。トランプ米政権の高関税政策への過度な警戒が緩和して株高となった米国市場の流れを受けた。トランプ氏が自動車関税の一部見直しを検討していると明らかにしたことが好感され、自動車株の上昇が目立った。
前日の米国市場での株高や円高一服が支援材料となって幅広く物色され、日経平均は一時476円高の3万4459円00銭に上昇した。トランプ米大統領が14日、メキシコやカナダから輸入する自動車・部品に対する25%の追加関税の一部見直しを検討していることを明らかにし、自動車株に見直し買いが入った。国内金利の上昇を受けて、銀行などの金融株もしっかりだった。 市場では、米相互関税に関する日米交渉への関心が高い。買いが一巡した後は、3月26日の高値から7日急落時の安値までの半値戻しとなる3万4506円や、10日高値3万4639円が上値の目安として意識されて伸び悩んだ。 上値の重さを意識する声もあったが「ドル建てでみると(10日高値を)上回っており、着実に値を戻しているように見える。円高の割に堅調といえるだろう」(東海東京インテリジェンス・ラボの鈴木誠一チーフエクイティマーケットアナリスト)との見方も聞かれた。 TOPIXは1.0%高の2513.35ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.0%高の1293.51ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆5147億3800万円だった。東証33業種では、値上がりは輸送用機器やゴム製品、銀行など23業種、値下がりは電気・ガスや空運、陸運など10業種だった。
トヨタ自動車やデンソー、三井住友フィナンシャルグループは大幅高だった。一方、前日に高かったアドバンテストやTDKは軟調だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.1%高の640.87ポイントと、4日続伸した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが799銘柄(48%)、値下がりは762銘柄(46%)、変わらずは76銘柄(4%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 34267.54 285.18 34349.0 34,266
1 .31─34
,459.0
0
TOPIX 2513.35 24.84 2518.78 2,512.
99─2,5
27.51
プライム指数 1293.51 12.81 1295.05 1,293.
51─1,3
00.71
スタンダード指数 1225.13 3.93 1226.81 1,225.
11─1,2
29.73
グロース指数 819.10 8.29 818.02 817.82
─827.6
2
グロース250指 640.87 6.95 640.16 639.90
数 ─648.2
9
東証出来高(万株 158398 東証売買代金( 35147.3
) 億円) 8
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