- 2025/04/17 掲載
不動産事業の切り離し提案=米ファンド、フジHDに
米投資ファンドのダルトン・インベストメンツは、16日にフジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)に送った書簡で、独自の取締役選任案に加え、不動産事業の切り離しを提案した。「不動産事業が収益を支え、放送・メディア事業がこれに甘えるという構図を長年続けてきた」と指摘。本業の放送・メディア事業単独で成長を目指すべきだと訴えた。
フジHDは2024年3月期に、サンケイビル(東京)やグランビスタホテル&リゾート(同)が手掛ける不動産事業で営業利益の半分以上を稼ぎ、フジは2割に満たない。ダルトンは、放送と不動産に相乗効果はないと指摘。今回提案した取締役候補が早期の分離を主導できると強調した。
【時事通信社】 〔写真説明〕フジ・メディア・ホールディングス本社=東京都港区
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