- 2019/07/16 掲載
【図解】抵抗器とは何か? オームの法則から解説
電機の仕組み基礎用語解説
抵抗器の仕組み
図1のように、導線で電池のプラス極とマイナス極を直接接続すると回路ができますが、導線は電気をよく通すので、大変大きい電流が流れて危険です。これを短絡(ショート)と呼び、絶対にやってはいけない配線です。
プラス極とマイナス極の間に抵抗器を接続すると、抵抗器内部で電流が絞られて、回路全体に流れる電流が小さくなります。回路に流れる電流の大きさはオームの法則で表され、電圧を抵抗値で割った値になります。
抵抗器は、抵抗器内部で電流の通りを悪くして、電気エネルギーを熱に変換し、回路に流れる電流を調整しています。電球は、抵抗器と同じように電流の流れの抵抗成分となって、電気エネルギーを光に変換する部品です。このように、電気エネルギーをほかのエネルギーに変換するものを、負荷と呼びます。
固定抵抗器とは?
抵抗値が固定された抵抗器を固定抵抗器といいますが、特に断らない場合、一般に「抵抗器」と呼んでいます。抵抗器本体に4本の帯で抵抗値を表示している抵抗器を、カラー抵抗器といいます。
10色で0から9の数値を表し、先頭の2本の帯が抵抗値の有効数字、3本目の帯が10の乗数(0の数)、4本目の帯が抵抗値の誤差を表します。単位はΩ(オーム)です。
誤差を表す金と銀の色には、0から9の数値があてられていないので、金または銀の色を4本目の帯の目印にして、先頭から3本の帯の色で抵抗値を知ることができます。
※本記事は『はじめる!楽しい電子工作 カラー図解を見ながらつくれる!電気のしくみもよくわかる!』の内容を一部再構成したものです。
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