- 2016/05/10 掲載
ユーザーローカル、LINEやFacebookで使える「人工知能ボットAPI」を3000名に無料提供
具体的には、ユーザーから受け取ったメッセージをAPIが受け取ると、形態素解析(=分かち書き。文章を単語に分割すること)し、メッセージ内容にあわせた返信内容を人工知能で自動生成する仕組み。ユーザーローカル人工知能ボットAPIでは、Twitterのツイート過去ログ、Instagramのハッシュタグ、ニュース記事やブログなど数十億件にのぼるテキストデータを機械学習させているため、自然言語による高度な会話を実現しているという。
ユーザーローカル人工知能ボットAPIの主な機能は以下の3つ。
1つ目は、全自動会話エンジン。ユーザーが入力した日本語のメッセージに対して、自然な受け答えや雑談を返信するAPIとなる。ユーザーローカルが保有している膨大なテキストデータをもとに応答するため、独り言のようなちょっとしたつぶやきに対しても多様なバリエーションの会話を実現でき、ユーザーはボットとの雑談を楽しむことができるという。一問一答形式の単純な返答だけではなく、過去の対話内容にあわせたテーマで会話をさせる、といったカスタマイズ指定も可能になっている。
2つ目は、キャラクター会話API。「○○だワン」、「○○ですニャ」といった犬・ネコっぽい語尾、ロボット風、執事風の言い回しなど、キャラクターにあわせてメッセージ内容を変換する。
3つ目は、氏名自動識別API。会話中の相手の名前をもとに性別を自動推定したり、姓・名を切り分けることができるAPI。また、ユーザーの名前をもとにして、ニックネームを自動でつけることもできる。これによって、チャットボットとのコミュニケーションをもっと円滑にすることができるという。
これらのAPIライブラリは、SNS向けチャットボット開発に利用できるだけではなく、オンラインゲーム内のキャラクター(ノンプレイヤーキャラクター)やロボット開発にも活用することができる。
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