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- 2023/07/25 掲載
「ファイナンシャル・アドバイザー」が「AIに奪われない仕事」と断言できるワケ
AIの発展とともに語られる「AIに奪われる仕事」。ここでは、AIがファイナンシャル・アドバイザーの仕事にどのような影響をもたらすのかを考えてみよう。
（Photo/Ascannio/Shutterstock.com）
※本記事は、米国モーニングスター社の記事「Artificial Intelligence Won’t Replace Financial Advisors」をもとにFinTech Journal編集部が翻訳・再構成したものです。米国モーニングスターの独占的な権利に属しており、私的利用かつ非営利目的に限定します。また、米国モーニングスター及びその関連会社は、本翻訳記事の利用に関して一切の責任を負いません。
忘れてはいけない、短期的影響を過大評価しがちな歴史
米ライドシェア大手リフトの創業者であるジョン・ジマー氏は2016年に、「2021年にはLyftのプラットフォームで利用される車両の大部分が自動運転車によるものになるだろう」と主張していた。だが実際は、Lyftの車両のうち自動運転車によるものはごく一部だけだった。未来はいつも計画通りに展開するとは限らない。これは新たなテクノロジーの特徴であり、私たちはその短期的影響を過大評価しがちだ。
現在、誰もが話題にせずにはいられない新たなテクノロジーが人工知能（AI）だ。AIは社会にすぐさま大きな影響を与えるだろうという一致した見方があり、それは刺激的であると同時に厄介なものにもなり得る。四半期決算発表時にAIについて言及した米国の大手公開企業の数は、過去1年間で2倍に増えている。
（出典：米モーニングスター）
ビル・ゲイツ氏は最近、AIの重要性について次のように述べている。
「AIの開発は、マイクロプロセッサ、パーソナルコンピューター、インターネット、携帯電話の創造と同じくらい抜本的なものだ。それは人々の働き方、学び方、移動の仕方、医療の受け方、そしてお互いのコミュニケーションの仕方を変える。産業全体がAIを中心に方向転換することになる。企業はAIをうまく活用することで差別化を図ることができる」
ほぼすべての人々がAIを読み解こうとし、AIが自分たちに与える影響を判断しようとしている。
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