- 2016/03/09 掲載
アクセンチュア、ブロックチェーンの分散型台帳技術を持つ「Digital Asset」と提携
アクセンチュアのブロックチェーン専門チームは、世界中で展開している「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」各本部のリソースを集結させており、今後は分散型台帳を活用したビジネス戦略の策定、ビジネスモデル変革の実行、テクノロジーアーキテクチャの構築と統制、そして顧客体験の向上を支援していく。
同時にアクセンチュアは、金融機関によるブロックチェーン技術に関するソリューションの評価や導入をサポートするため、ブロックチェーン技術に関する研究開発を行うDigital Asset Holdings社(以下、Digital Asset)との提携も発表。提携を通じて、両社は銀行、証券会社、インフラサービス企業に向けの革新的なソリューションを共同で提供し、アクセンチュアは同ソリューションのシステム導入を進める。
Digital Assetの分散型台帳ソリューションは、ポスト・トレード業務の効率性向上やセキュリティ強化、オペレーティングコストの削減、取引所要時間の短縮、エラーとリスクの低減、さらに資本要件の引き下げを実現させるというソリューション。同社は投資ラウンドにより6,000万ドル超を資金調達しており、アクセンチュアもこれに参加している。
アクセンチュアはこれまで、ブロックチェーン技術に関する複数の活動に参画し投資を行ってきた。2016年2月には、ブロックチェーンの活用促進を目指すオープンソースプロジェクト「Linux Hyperledgerプロジェクト」のプレミアメンバーとなった。また、フランスでブロックチェーンと分配型台帳機能に関する技術と事業の専門知識を提供する「Blockchain Center of Excellence」を設立したほか、国際送金ソリューションを提供するRipple社とも戦略的な提携を結んでいる。
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