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- 2015/04/15 掲載
決算書を全部読んではいけない――公認会計士からの助言
格差が生じる時代は、決算書を読むスキルが大切!
現代社会は、企業社会です。企業社会を生き抜いてゆくうえで、決算書を読んで会社の経営状態を知ることはきわめて重要なスキルです。
たとえば、1964年の東京オリンピックの時代には、日本経済全が好景気のなかにありました。が、今日、2020年のオリンピックを前にしながら、企業経営で苦しんでいる上場会社はたくさんあります。
なかには、入社して数年たったところで、大リストラを行う会社も少なくありません。
また、近年、アベノミクスで株価が上昇しましたが、それらの会社の中には、会社の実力以上に株価が上がってしまった会社もあります。
この先、株式投資をする場合にも、会社の経営状態を吟味しながら、購入する銘柄の選別を行わないといけません。
このように、現代のような格差の時代においては、たとえばGDPなどを見て自分たちの経済状態の良し悪しを推し測るのはよくありません。
それ以上に大切なことは、自分が関わっている会社、もしくは、自分がこれから関わろうとする会社の経営状態のほうがはるかに大切です。
ここでいう「会社の経営状態」というのは、決算書に表示されます。
ですから、決算書のデータを、あなたの日常生活、投資と財産形成、果ては健やかな人生行路を歩んでゆくために読むことはきわめて重要なことなのです。
筆者は、長年にわたって、決算書の読み方に関するセミナーの講師を務めてきました。
そのときに、痛感したことがあります。
それは、多くの方々が、「決算書を読むには、上から下まで丹念に読まないといけない」と思っていることです。
これは、たいへんな誤解です。
【次ページ】 決算書を読むときの大きな誤解とは何か
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