- 2015/04/06 掲載
日産とルノー、共通のデジタルマーケティング基盤構築 グローバルブランドを統合管理
日産自動車では、デジタルを当然のように使う顧客の購買プロセスに重点を置き、一貫したブランド戦略に基づいて迅速な市場展開を行いつつ、顧客を理解するためのデータ分析や、ブランドイメージを保つためのアセット管理のコスト効率を高めたいという課題を持っていたという。
これまで、世界各国で展開する各拠点の裁量によってデジタルマーケティングが行われていたため、一貫したブランドイメージの構築が課題となっており、日産自動車が持つグローバルでの総合力を十分に活かすことができなかった。
そのため、日産自動車は、グローバルマーケティングディビジョンの主導のもと、デジタルマーケティングの変革に着手し、各拠点の強みを発揮できるルノー・日産アライアンス共通のデジタルマーケティングプラットフォームとして、アドビのデジタルマーケティングソリューション「Adobe Marketing Cloud」と、コーポレートパブリッシングソリューション「Adobe Digital Publishing Suite」を採用した。
さまざまなデジタルタッチポイントから顧客の購買行動をサポートし、シームレスなカスタマージャーニーの提供に最適なソリューションであることが導入の決め手となったという。
今回導入された「Adobe Marketing Cloud」には、「Adobe Experience Manager」、「Adobe Analytics」、「Adobe Target」、「Adobe Social」が含まれている。これらを活用することで、各拠点のマーケターとクリエイティブチームは、顧客との接点となるモバイルやソーシャル、ディーラー網などの多様なデジタルチャネルを通じて、顧客一人ひとりの興味や嗜好に基づいた適切なコミュニケーションを図りながら、一貫したブランドアセットを迅速かつ効率的に活用できるプラットフォームを確立した。
日産自動車 デジタルストラテジー部 デル・ジャクソン氏は、「現代の消費者にとって、デジタルチャネルは自然な選択肢であり、日産自動車では顧客とエンゲージする方法を変革する必要があると考えています。この変革を実現するため、当社の重要なテクノロジーパートナーとしてアドビを選択しました。アドビの『Adobe Marketing Cloud』による統合された顧客エンゲージメントのプラットフォームが目指す方向性は、日産が掲げる顧客エンゲージメントの方向性にフィットしています。このプラットフォームを活用して、南アフリカやインドなど重要な成長市場で、3組織をまたがる4つのブランド向けに新しいプラットフォームをローンチすることができました。『Adobe Marketing Cloud』により、世界中のモバイルを含むあらゆるチャネルにおいて、当社のブランドと顧客体験がさらに向上することを確信しています」とコメントしている。
日産自動車では、このデジタル変革によって、グローバル資源の活用、重複投資の合理化、プロセスの標準化を図り、年間あたりのマーケティング投資を半分に抑制することを目指す。また、一人ひとりの顧客に最適な体験を提供することによるマーケティング費用対効果の向上と収益性向上を見込んでいるという。
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