印刷Eコマース事業のラクスルが40億円増資　中小向け集客支援プラットフォーム展開へ

　ラクスルは全国の印刷会社をネットワーク化し、各社の非稼働時間を活用して低価格での印刷を可能にするサービス「ラクスル」を展開する企業。「ラクスル」のサイト上で受注した印刷物は、印刷物のサイズ、種類、納期に応じて最適な印刷会社に発注できることから、利用者は印刷にかかるコストを削減できる。

　同社は2014年2月には15.5億円の資金調達を実施し、顧客サポート体制の強化、印刷物のデザイン制作や印刷したチラシの配布などサービス領域の拡張、プロモーションによる事業拡張、人材採用を進め、1年間で売上・ユーザー数ともに約5倍に拡大したという。

　今回の資金調達では、総額40億円の第三者割当増資を実施する。引受先は新規株主のリンクアンドモチベーション、グリーベンチャーズ、Global Catalyst Partners Japan、既存株主のオプト、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、GMO VenturePartnersなど計10社。

　ラクスルは今後、印刷のEコマース事業を基軸に、印刷物のデザイン、印刷したチラシの配布サービスをワンストップで利用できる「中小企業のための“集客支援プラットフォーム”」展開を進めるとしている。