＜概要＞
・2014年は、製造、流通、医療、官公庁などの産業分野で前年比2％を超えるプラス成長となる
・個人消費および通信業界の大幅なマイナス成長が影響し、全体では小幅成長を予測
・今後、第3のプラットフォーム市場が堅調な成長を見せる予測の影で、ユーザー企業の情報化人材不足が懸念され、戦略的IT投資と人的リソース補完が市場成長のカギとなる

　2014年の国内IT市場は多くの産業でIT支出が伸びるが、個人消費を含めた全体では小幅の成長となる。産業分野別にみると、製造（前年比成長率2.6％、市場規模2兆3,022億円）、流通（同2.0％、1兆4,595億円）、サービス（同2.0％、6,176億円）の各産業分野で堅調に推移すると予測。特に、日本郵政関連の案件が本格化する運輸/運輸サービス（同3.3％、6,418億円）、地域医療連携が広がる医療（同3.0％、5,422億円）などで比較的高い成長率が見込まれるという。