横河医療ソリューションズは1993年、横河電機の医療ビジネスプロジェクトとしてスタートし、医療画像、放射線情報システムにおいて大中規模病院を中心に展開している企業。近年では放射線治療情報システム分野にも進出している。

　今回の発表は、富士が横河医療ソリューションズと「未来医療」分野における新規事業創出で提携するとともに、横河医療ソリューションズに対して少数持分での資本参加するというもの。

　横河医療ソリューションズでは、これまで情報共有や統計・集計などのデータを活用し、病院全体へ放射線治療情報の提供を行う放射線治療に特化したシステムを提供してきた。今回の連携強化により、がん患者の増加によって需要が高まるとされる放射線治療分野などにおいて、共同で研究・開発にも取り組んでいく。