- 2014/03/11 掲載
サイボウズ、安否確認サービスのスマホ向けアプリ提供開始 メール不通時も通知可能に
今回発表されたのは、「安否確認サービス」のスマートフォン向け専用アプリの提供を開始するというもの。また、このアプリに対応した、新バージョン「安否確認サービス バージョン 5.0」もあわせて公開される。
東日本大震災時は電話が通じず、更にはメールも大幅に遅延するなど、社員間でのコミュニケーションが一切取れない状況が長時間続いた。また、メール利用者数は災害時に爆発的に増え、キャリアによってはメールサーバーの処理が追いつかず、メールが届かない状況が発生していた。
総務省が発表した情報通信白書平成24年版によれば、キャリアメールが「毎回つながった」と答えたユーザーが12.5パーセントにとどまる一方、携帯端末を利用したインターネットは29.2パーセントにのぼった。サイボウズの発表では、東日本大震災時にはインターネットを利用するためのパケット通信の制限はほとんど行われなかったことや、代表的なポータルサイトに同時に大多数のユーザーがアクセスしたためサービス側がダウンしていたものの、本来はインターネットにアクセスできていたと推測する。
2年前に提供開始されたサイボウズの安否確認サービスは、すでに東日本大震災時にも多く利用されたtwitterとも連携済だが、今回のアプリ追加により、キャリアメールが遅延状態に陥ったとしても、アプリによる確実な通知が可能となるという。
安否確認サービスを利用しているユーザーは、無料でアプリを利用可能。対応OSはAndroidとiOS。今回はAndroid対応アプリを先行リリースし、iOS対応アプリも順次公開予定。
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